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世界をうごかしたかN国党立花



* はじめに
今年も押しつまってN国党上杉幹事長が次の三つを活動の成果と説明した。
一、ネット進出をもくろむNHKの意図が阻止された、
二、上田会長が辞任した、
三、予算が二百億円ほど減となった。

マスコミがいわないから、自分からいうとして、誕生半年にみたないN国党がすでにこれだけ業績をあげたといった。もうすこし説明が必要だろう。

暗号化放送を国会でいう議員はいなかった。だがネットで意見をきけば六割以上が賛成という。既得権の馴れ合いが国民の総意を妨害してたよい例である。NHKは二〇一一年にデジタル放送が実現してから、ネット進出をねらってたという。じっとまっていて今国会にむけネット進出案、二十四時間放送の構想をだした。ところがパブリック・コメントにおおくの反対意見がよせられ、高市早苗総務大臣がストップをかけた。これはスマホ端末をもってれば、テレビと同様に支払い義務をかすという将来構想の入口らしい。N国党の進出が国民の警戒心に 火をつけ総務省をうごかしたとおもう。

上田会長の交代には、事実上、反社会勢力と関係がある。個人情報を入手し集金人が特殊詐欺をはたらいた。これが辞任に追いこんだという。立花氏が会長宅の前でこの問題をうったえた。圧力となったろう。NHKが提出した予算が減額されたが、従来になかったという。政治家とNHKはどんな関係なのか。政治家はNHKとまともに喧嘩しない。選挙時に不利な情報をながされ落選した事例があると立花氏の説明である。国会で慇懃至極な応答するNHK役員は、その実、内心、お前などいつでも選挙でおとせるとおもってるわけである。だが縦横無尽に暴れまわる立花氏はこれをおそれない。きっと議員の皆さんもこれに勇気をもらい、NHKも雰囲気の変化をかんじ、減額におうじたのだろう。N国党の貢献である。

* 既得権のなれあいは、おおきな変革をさける
既得権の馴れ合いは、互いにお互いの得することに文句をつけない。その調和のなかで妥協、大人の妥協をはかる。国民の総意とかけはなれても馴れ合いのなかでは問題にならない。チマチマした妥協になれた場所で根本的な改革などなじまない。N国党の登場はこれをかえる蟻の一穴となりそうだ。

* NHKがこのまま、だまってるか
電波メディアが衰退しネットメディアがもっと成長してゆく。NHKははやくから危機感をもちネット進出をねらってた。今後もそのねらいはかわらない。高給の職員による巨大メディアの維持である。N国党の活躍がいっそう期待されるが、同調する動きが英国におきた。

* BBC改革で受信料の廃止も
英国保守党が選挙に大勝した。これでEUを離脱し、さらに選挙公約としたBBC改革もすすむ。受信料の廃止がおきそうだ。現行はテレビの所有者に支払い義務をかしてる。みてる人がみてる量におうじて支払うようにかえるそうだ。日英の国民に同種の不満がある。同種の動きだが立花氏のほうが一歩はやかったようだ。結論である。あ

* 結論
立花氏は世の中の不条理とたたかうのが政治家の仕事といった。月額数千円だが、それに不満をもつ国民がいる。集金人の取り立てが強引、不正もある。国民がトラブルにくるしむ。もってないテレビをもってないと証明しろ。それがないならはらえ。それにたたかう人がいる。集金人の高圧的態度におされ書面にサインした。裁判でたたかってるが、裁判長は署名した契約書があればまずNHKを勝訴とする。何故なら、契約時の状況の調査は過去のこと。証人が見つけられない。争いがあり事実認定が容易でない。公判をかさね被告の主張をみとめたら、同種の訴訟が頻発する。裁判所の負担がふえる。他の裁判官に迷惑をかける。だからNHKをかたせて、簡単におわらせたい。被告にとっては不条理だが、面倒がすくない。とんでもない悪者に裁判所がなってるが、俺にもいわせろとくるだろう。

そもそも法律で契約義務をかし、支払い義務は民事上の義務にする。するとどうなる。その強制執行は確定判決による。訴訟がふえてたら最大で数百万となる。これをこなせる裁判所は日本にない。おかしな制度の尻拭いを裁判所に押しつけるなという。不条理のなかで国民がくるしむ。

立花氏はこんな不条理とたたかってる。国民の皆さん、彼の奇矯な言動にだまされて、不条理とたたかう姿を見おとしたら、損するのは国民ですよ。



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