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CO2全体主義


* はじめに
スペインで地球温暖化の会議、COP25が開催された。ここに今や世界の人気者となった十六歳の少女、グレタさんが登場し、おおいに注目をあつめた。地球温暖化は私がずっと追いつづけてるテーマである。米国が協定から離脱したとおり、つよい異論があるのに、根づよい人気がある。だが、グレタさんがエコなヨットでゆくのに、支援の大人たちは非エコなジェット機をつかうと、指摘されるように、どうもあやしげな動きがある。国際政治の専門家、藤井厳喜氏が面白い視点を提供してくれた。

* 挫折したかっての左翼がいると
彼はいう。そこには、挫折した左翼。ソ連の崩壊、中国の資本主義化で行き場をうしなう。だが彼らは現在の資本主義にルサンチマンをいだく。資本主義がうまくゆくと腹がたつ。CO2規制論は格好の材料。規制は石油、石炭の制限、先進国の経済成長は頓挫し途上国は発展をうしなう。CO2を完全にとめれば経済は破綻、無理矢理に実現は社会主義、全体主義にむかう。これをやりたいという人たちの運動、左翼の人たちの動きだ。

* 原発推進をねがう右翼は
右だが、一言でいうと、原発推進派。CO2をださないからといえるから。原発論議はいろいろあったが、最後に高濃度廃棄物の処理。これは数万年をようする困難な問題。これをかんがえればけっして廉価といえない。CO2をださない。これが現時点でいえる惟一の利点。そこで彼がいう。

* 極左、極右が資本主義をたたこうと
極左と極右の人たちが資本主義をたたこうとしてるのがCO2全体主義の運動だ。政治の暗躍を指摘する彼の指摘はるどい。感銘をうけた。私は、この運動の胡散臭さにつき、公害問題の解決にともないおおくの運動家がここに流れこんだといった。また、温暖化の危機をはやしたてる動きに、科学者、武田邦彦氏の指摘。温暖化のどこがわるいのか、五十億年という地球の歴史をふまえた冷静な視点を紹介した。さて結論である。

* 結論
国民の皆さん、地球温暖化で何がただしいか、どうすべきか、わかりますか。私はいつもどおり、騙されない努力を、という。だが年寄りのお説教をあえてくわえると、対応は漸進主義で。つまり現実をみとめつつ、それをすこしでも改善する。極論に組せず、地道な努力をつづける。これしかない。こういうが、国民の皆さん、どうですか。


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