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N国党上杉幹事長、既得権の解説



* はじめに
N国党上杉幹事長のyoutubeだが、埼玉補選に立候補した元党首、立花孝志氏の動向をつたえてくれる。世論調査だが、自民党が十%ごえ、N国党がたしか五%程度。いい線にあるそう。だが選挙の現状は、対抗馬、上田清司氏、埼玉元知事が圧倒的リード。彼の説明では、まず予想どおり、これからという。今回の立候補は「既得権をぶっこわす」が動機だが、NHKをぶつこわすがどう発展したか。ちょっとむずかしいので私の補足もはいる。

自民党、野党など、既得権をもつ政党のおもわくが、政治的主張がなく、まるで政治家にしがみつくだけの上田さんの無投票当選を実現させそうだった。これに反旗をひるがえして、消費減税と暗号放送をうつたえて立花さんがたった。上杉さんによれば、彼はこれまで政治家がさけてきた全マスコミの既得権拒否をあきらかにした。ここにおおきな意義があるという。ところがこれが彼につよい逆風となり、きびしい戦いをしいるという。既得権の振る舞いがどんなものか説明がつづく。

* 政党の振るまい
政党だが、自民や野党が対立候補をたてないという了解を陰に陽に上田陣にあたえた。こんな妥協で、上田氏は、国民にとり重要な憲法にどんな立場がとれるのか。賛成と反対の両方から引っぱられ股さき状態になる。当然、消費税の議論もさけてる。ただ政治家をつづけたいのでとおしてくれ、どの道、埼玉補選というちいさな世界だから大したことない(国民は気づかない。あるいはおこらない)だろう。つまり国民はすこしほうっておいて、仲間内の都合を優先させたということである。

* マスコミの振る舞い
マスコミが既得権であるのはわかるだろう(わからない人は上杉氏の解説をどうぞ)。ところで上杉氏が説明する彼らの振る舞いがおそろしい。無視、意図的な無視である。反対や批判するのでなく、まるで存在しないかのように無視する。当選直後に一時マスコミにでたがあっという間にきえた。ネットでも安心できない。実は資本関係で既得権とつながってる。アメバー、ドワンゴ、その他(具体的にしりたい人は上杉さんのyoutubeをどうぞ)、わずかにyoutubeだけが外国資本でつかえてる。上杉氏は、こんなきびしい現状をたんたんとかたる。さすが既得権の権化、記者クラブを二十年批判してきた人。慌てたふうがない。他人事ながら大丈夫かとおもう。立花氏は全マスコミを敵にしたようだ。だが当選しなくとも一定の得票をかせげば充分な成果だと上杉氏はいってる。さて私の感想である。

* 感想、既得権の姿、間違ってないか
既得権を相手にするのは怪物を相手にするようなもの。彼らは一丸となって自分たちをつぶそうとしてると上杉氏がいう。その気持はわかるが本当にそうか。一言でいえば間違ってる、とおもう。だから私が解説する。既得権は、寄ってたかって馴れあう。彼らはいう。お前の「得すること」に文句をつけない。だからお前も俺の「得すること」に文句をつけるな。上杉氏のは陰謀論だ。いわれた相手は首をかしげるか、暴論だと腹をたてる。彼らにしてみれば、自分たちの主張にあるのは誰もがもつ自己保身だ。おたがいに波風をたてないようにしようという平和な提案だ。欧米流の明確な主張をぶつけられても、こまる。反論をさける。そんな事態にならぬよう、口をつぐむ。さわらぬ神に祟りなし。さわぐ人には顔をそむける。

ぶつかりあう議論があたらしい議論をよぶ。そこから政治の方向をみつける。これは欧米流でこの国では定着してない。立花さんがいたずらに議論をふっかけて、こんな相手をこまらせるのは得策か。もしかしたら同情をもってた人まで遠ざけてるかも。ここにみられる陰謀論が暴走すれば、おおくの国民を遠ざける。NHKをぶっこわすという無邪気さの中に、政治をよくしようとする善意がかんじられて、立花氏の当選につながったとおもう。さて結論である。

* 結論
一般の国民は立場を投票でしめす。いたずらに個別の支持を明示すべきでないとおもう。だから次のことをいう。立花氏の登場は既得権の馴れ合いに一石をとうじた。生みだされる議論は国民に有益である。つまり彼の政治的意義はここにある。そうおもいませんか、皆さん。

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