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消費税前夜のながい列



* はじめに
消費増税が間近だ。私は焼けくそ気味にスーパーで握り鮨のセットを購入、レジにならんでた。前の主婦に声をかけられた。どうぞうお先にという。理由がわからなかったが彼女のカートには籠と下のとこまで品物が満載だった。次々にレジにかけ、最後にトイレ・ペーパーを下からだした。後ろにも籠が満載の主婦がいた。このご時世に籠に品物一つという私が気の毒がられたようだ。前回を思いだした。レジのながい列に私もならんだ。これが庶民のささやかな増税対策だと、さびしい気分となった。

* 本当に増税で大丈夫か
麻生副総理・財務相はこの前の参院選の結果をひいて、国民は増税をみとめたといった。本当にそうか。経済評論家、上念司さんは経済失政を口にした。私も不安だ。というのは米国もEUも最近まで金融緩和は手仕舞い、出口戦略といってた。ところが、トランプさんの圧力でFRBが利下げ、それもあるかとおもってたら、EUの中央銀行が利下げを発表した。いつの間に、世界はかわったのかとビックリした。ちょっと昔話をする。

* 昔の経済学のこと
経済 は近経とマル経、つまり近代経済学とマルクス主義経済学が対立してた。一九九一年のソ連崩壊にソ連が経済指標を捏造、マイナス成長すらあったと暴露された。私はソ連の計画経済の教科書をかわされたが、カネかえせと今はおもってる。今 は微積分を駆使した理科系みたいな経済学となってるそう。インフレ目標でマクロ経済を運営する。ここではノーベル賞受賞者が登場するような最先端の理論がつかわれてる。ところで日本はどうか。

* 東大法学部が幅をきかす財務省
東大法学部出身が財務省の出世コースときまってる。彼らは国内で研修をおえて海外留学する。そこで経済をまなび、かえって実務につく。彼らが最強経済官庁をささえる。ところで彼らの実力はどうか。東大理学部数学科出身、元財務省の評論家、高橋洋一さんがおしてくれる。彼らのは耳学問、その程度の専門性。理数系の知識不足につよい不満があるらしく、おもわずもらした言葉に阿呆学部(あ!法学部らしい)という言葉がでた。欧米の常識にはんするマクロ政策に隠しきれない不満がでる。私の心配事である。

* 経済の専門家にしてやられないか
私はインフレ目標で経済運営するなんて、一昔前の大卒の常識にはなかった。経済学は進化する。リーマン・ショックで欧米が金融緩和にはしった頃、日本では為替レートがたしか七十五円となった。それは日本の国力が評価された証ときかされたが、専門家の素早い対応に置いてけ堀をくらった日本の情けない姿と後でしった。今回はどうか。米中経済戦争、英国のEU強行離脱、こんな状勢で消費増税か。歴史をみてみよう。

日本には金本位制を近代国家の象徴として、欧米の動きにはんし、その復帰を目ざしたとんでもない歴史がある。これをやったのが東大法科出身だった。今回の消費増税10%にあきたらず彼らがもつ審議会では、さらなる増税を目ざすそうだ。さて結論である。

* 結論
私は、NHKをぶっこわすという立花孝志さんのいうところにかんじるところがある。国会ではNHKを見たい人だけがみる暗号放送(スクランブル化)を支持するひとはいない。ところがyoutubeだったら90%が賛成という。これは既得権をもったもの同士の均衡という国会と国民の総意がかならずしも一致しない例だとおもう。軽減税率でだんまりをきめたマスコミ、企業減税で妥協した経団連、くるしい頑張りが正しさの証しとしんじる国民の産物、これとyoutubeにあらわれる素直な国民の声の乖離とおもう。オリンピックがおわった頃に一気に悪化との声があるが、どの程度がおきるかやってみなければわからない。その結果をきびしく見きわめる目が必要だ。そうはおもいませんか、国民の皆さん。

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