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生きることの溜息



* はじめに
敬老の日に総務省がこんな発表をした。六十五歳以上の老人が総人口の28.4%。これは過去最高という。老人社会である。こんなことを思いだした。高橋洋一嘉悦大教授が年金制度を解説してくれた。

* 運よく長生きしたら年金がもらえる
平均寿命が七十五歳、二十歳から五十年はたらき、その給与から20%を年金資金に供出積立。運よく、七十五歳まで生きのびたら、それから二十年、年金をいただく。その財源だが、これは自分が拠出したもの。その50%を毎年、年金としていただく。これは単純な算術で収入支出が釣りあってることがわかる。現実の年金計算はもっと複雑で高度、出生率、年代別人口の動向などが重要、また定期的に見直しが必要。これにあたる人に専門的な資格があり、高橋さんもその資格者(もう返上したそう)。高橋さんはこういう。年金は相互扶助の精神でおこなう社会制度、国が一方的にあたえる福祉政策でない。

きちんと運用されてれば破綻しない。定期的な見直しもあり、日本の年金の破綻はありえない。ところでマスコミなどでかたられない事実がある。それは、この七十五歳までにしんだらどうなるか。これは保険である。早期死亡という事故の確率を計算し死んだ人の拠出を財源に生きのびた人にまわす。こんな保険計算が制度を成立させている。早期死亡の方々にはお気の毒だが、私のように六十五歳をとっくにすぎた連中が恩恵をこうむってる。真実は残酷とかんじるかも。だが、これがあればこそ制度が確立できる。で、年寄の私が心掛けてることである。

* できるだけ若い人たちに迷惑をかけない
医療制度に負担をかけない。定期検診だけで医者にかからない(残念ながら私は高血圧で降圧剤をのむ。だがそれ以外はほんとんどない)。健康に寿命までいき、ころりと死ぬ。前日までまったく普段どおりだったのに、今朝みたら死んでた、というのが理想。私は百二十歳まで生きる予定で毎週三回、約五十分、上り坂を早足であるく。予定は変更しないですみそうである。要するに、若い人たちに迷惑をかけないで死ぬ。さて結論である。

* 結論
人の生き方に二つある。太く短かく。深酒、夜更かし、豪放磊落に生き七十五歳まえにあっけなく死ぬ。他方、細く長く。平々凡々、細々と生き、社会に負担をかけないで、あっさり死ぬ。私の理想である。なお、年金の説明は高橋さんのを記憶にたよりまとめた。細部、数字に不安があるが、年金制度は大丈夫とのは結論は間違いない。で、若い人たちに迷惑をかけない、これが結論だが、国民の皆さんどうおもいますか。

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