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大金持ち の日銀をしかったら



* 上念さんがNHKに反論
ひさしぶりに痛快な記事がでた。上念司氏がすごい。まず、コロナで需要が急落した。高橋洋一氏の解説だが、そこで政府と日銀が協力して財政出動や金融緩和に乗りだした。ここから上念さんの本論だが、NHKの主張と反論をしめす。

・日銀が総資産を急拡大させた。国債、ETF(平均株価の投資信託)を買入れた。---> 政策の当然の結果、それで?
・コロナ下で企業支援した。銀行貸し出しが拡大 ---> 同上だが、銀行の本来業務の拡大のどこが問題?
・総資産がどんどん拡大だがインフレ目標2%への道がみえない ---> 今やってることが、その道、現在0%、だから2%まで拡大する。それ以外の方法があるのか。この後が発言の肝だ

* 身銭をきった上念さんの言い分
・ニッセイ基礎研究所の「I」上級研究員にこの問題点をきいたが、日銀の対策の効果を一定評価するが、膨大な総資産拡大は株価をゆがめ、市場が経済のバロメーターとの機能をくるわす。ひいては経済の改革をおくらせゾンビ企業の延命をもたらす。---> 市場には身銭をきっておおくの人々が参加してる。株価はその結果。企業のただしい価値はここにでる。「I」研究員がただしい株価をしってる。ならそれにもとづき、安ければ買う。高ければ売る。と、やったらどうだ。ちなみにETFの日銀買い付けも市場はすでに折りこみずみだ。

と、こうまとめたが、彼の発言の面白さが大分減少した。だが私が言いたいことはこれからだ。もうすこしお付き合いを。キーワードは無責任だ。上念さんは身銭をきってるから株で損をし得もした。そこで「I」研究員に自分で売買しては、という。リスクをおかさず、お節介なお説教だ。無責任だといいたかったのだろう。きびしい市場メカニズムの外にいて市場を批判する。いったい何様だといってるようだ。とこでここまでが私の前振りで、結論である。

* 無責任マスコミの姿が浮びあがる
「I」研究員は本当はこの取材はうけたくなかった。きかれれば、ただしい企業価値は株価にでると、いうほかない。だが日頃のつき合いかも、また無言の圧力でせまる上司への忖度かも。市場も時には間違う。それをあえて指摘すれば上記の問題点がでる。例外を大袈裟にいった。丁寧にかいたらそんな記事になったろう。ところで無責任の言葉のつかい所は次なのだ。この記事はコロナにさいし日銀が無限に買いいれるとした時に当然予測できるものだ。経済が順調であるかぎりお金はいくらでも発行できる。これは歴史的事実だ。経済がお金の上限をきめる。それ以外はない。なのにそういいたくない人々がいる。それにつながる政治家、マスコミが同調する。現代の経済学ではインフレ目標で物価の安定、雇用の確保をはかってる。まさしく日本政府が現在やってることだ。無責任マスコミはこの努力を評価せず、今までになかったからとはやし立てる。無責任だとおもいませんか、国民の皆さん。

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