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お金の話し、第一回、国の借金とは [バカにされないクスリ]

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* はじめに
投資会社社長の瀧本憲治氏が経済評論家、三橋貴明氏にお金のことをきくユーチューブを取りあげる。対談形式で展開するので、ひたすらその筋をおい最後に私の感想をのべる。
(第一回、三橋貴明氏に教わる、お金とは何か、takimoto kenji、2016/12/20 に公開)

* 国の借金のこと
まず国の借金とはから。はい。ではまずショッキングな話しから。でもまず用語、国の借金は間違った言葉。へえ。それは政府の借金。英語では「government debt」と正確にいってる。それは政府の負債。ふん。実は日本政府の借金は明治になって以降、ものすごい勢いでふえてる。へえ。一八七八年、日清戦争より前だが、名目値では。ええ。千倍以上。否、三千七百四十万倍。はあ。一八七二年、二千八百万円だった。はい。それがインフレもあるが、千兆円越えと。はい。だから物価上昇分をひく。はい。一八八五年から、ここから物価統計が。それで実質で五百四十六倍。ふうん。要するに政府の負債はふえつづけてる。

* ふえつづける借金、でも破綻してない
ここでどういうことがいいたいか。三千七百四十万倍もふくらんだ。で、破綻してない。根本をかんがえねば。はい。負債とか借金とか。何か。ここに一万円札。日本銀行券とかいてある。これは。ううん。日本銀行の借用証書。という意味。へえ。では貸借対照表でいう。これは借方に資産が計上、貸方に負債を計上。はい。右下に純資産を計上する。はい。で、日本銀行の貸借対照表でこれを貸方に計上する。へえ。ではお金とは何かをかんがえる。

* お金とは、買い物と支払い
皆さんがスーパーマーケットで一万円分の買い物。そして一万円を支払う。どういう行動をとるか。はあ。たとえば皆さんは一万円のマウスを手にしてレジに。その時、皆さんはスーパーマーケットに一万円 の負債がある。はい。で、その弁済をしなければ。はい。そこで皆さんは日本銀行の借用証書であり皆さんの債権である一万円で弁済する。ほう、日本銀行に自分がもってる債権で。そう自分の債務を弁済する。これが買い物。はあ。そういうふうにかんがえたことは。自分のもってる一万円という資産ではらうというような。うん。では借金の弁済は。

* 借金の弁済とは
はあ。借金は負債。私は瀧本さんに一万円の借金。それを弁済する。では私は日本銀行にもってる債権、一万円で一万円の債務を弁済する。ふむ。実はお金は債権と債務の記録。ほう。銀行預金は銀行の債務です。そのように計上。我々の預金は彼らの負債。はい。私たちが銀行振込で支払うというのは。

*小切手、約束手形もお金
オンラインショッピングで一万円分かった。それは相手に一万円分の負債をおった。その弁済は。はい。その時は私たちは銀行にもってる一万円分の債権で支払ってる。銀行振込。ほう。お金は不思議なもの。でも要するに債権と債務の記録であれば、すべてお金。ほう。実は個人もお金を発行できる。へえ。瀧本さんが銀行に当座預金をもってる。なら一万円とかいて小切手を発行できる。ほう。小切手は流通。うん。裏書。それなしでも。そう。裏書は債務保証だが、それなしでも流通。はあ。普通にお金。へい。

手形はまさにお金。約束手形は文句なしのお金。裏書してどんどん流通。約束手形は支払い期限があるので、借用証書なので。それまで流通。ふむ。いずれにしてもお金は借用証書であり誰かの債権。はい。実は経済は企業がひたすら債務をふやしていって。で、投資をして、みんなの所得がふえてゆく。これが経済成長。なるほど。

* 経済成長は企業が債務をふやすこと
もちろん、企業が債務をふやさない場合も。へえ。そういう時は政府がふやすことも。うん。今日はデフレ。日本人は借金を毛嫌いする。うん。でも、そもそも皆さんがもってる一万円も日本銀行の債務。へえ。貸借対照表にそうのってる。貸方にのってる。我々には借方。はい。日本銀行では貸方、債務。現金として。はい。我々には資産だが日本銀行には負債。うん、じゃ日本銀行にとっての裏付けとなる資産は何か。

* お金の裏付けに国債が
うん、そうおもうでしょう。はい。実は日本銀行はあるものをかって現金を発行。へえ。それは国債。はあ。つまり政府の負債。ああ。そういう仕組みで。なるほど、政府の負債が日本銀行の資産になると。そう。それを担保に一万円ほかが発行される。はい。これが現実の世界。なるほど。つまり逆にいうと。

* 政府が国債を発行しないと日銀がこまる
うん。政府が負債をふやさないと、国債を発行しないと。どうなる。うん。たぶん日本銀行はお金を発行する手段がない。ふうん。何かをかわなければ。はあ。最近は量的緩和とかETF(上場投資信託)とかREIT(不動産投資信託)をかってるが量的に限界があるから。で、そういう仕組みになってる。はい。そうやってお金がふえてゆく。はい、そう。お金はつかうときえる。いや、きえない。はあ。お金はどこかにうつって所得になる。うん。でも実はお金はけせる。二つの方法が。

* 金をけす方法とは
現実にお金を河原でもやす。へい、やったことが。ええ、違法。いえ、硬貨はそうだが。ほう。で、もう一つ。借金返済で。うむ。銀行預金はお金。だから皆さんが銀行からお金を引きだす。すると銀行からみると預金は借金だから借金を返済する。するとその分のお金がきえる。ふううん。まあ一万円札は流通するからきえませんが。はあ。という仕組みになってる。

* 日銀は政府の子会社
重要な事実。日本銀行券を発行してる日本銀行は日本政府の子会社。日本銀行は上場。ほう。ヤフーファイナンスでみれば株価。今は四百万円くらい。へえ。というわけで日本政府は五十五パーセントの株を保有。日本政府は子会社である日本銀行に一万円札を発行させて過去に自分が金をかりる時に発行した借用証書を買いとらせることができる。

* 日銀に国債を買いとらせると政府は返済不要
へえ。すなわち国債を買いとらすことができる。それがお金の発行。ふうん。するとどうなるか。今までは一応民間銀行からかりてたから、かえさなければいけない建前。ふうん。まあほとんどは借りかえてる。ああ。で、日本銀行が債権者に。では日本政府は子会社にかえす必要は。はあ、ない。そう、ない。たしかに連結すれば。この図(日銀保有国債等と日銀以外保有する国債等)をみれば日本銀行以外の国債等は今、猛烈な勢いでへってる。ほう。ピーク時にくらべると百三十兆円もへってる。はあ、財政再建できた。そう。財政問題がなくなってる。はあ。借金をかえしたためでなく日本銀行が国債を買いとってちゃらにした。

* 財政再建できた、何故、デフレだから
なるほど、たしか年間八十兆円。そう。買いとってる。というわけでわが国に財政問題などない。 国の借金問題などない。だがここで二点を確認。まず金利がひくい。だから財政問題などないと。ああ、インフレになってない。そう、なってないから。この図表(日本の長期債務残高と長期金利の推移)をみて。日本政府は借金をすればするほど金利がさがってゆく。ああ。だから金融緩和してもインフレにならない。そういう状況にある。ということを深刻にいうとデフレにあるということ。ふうん。デフレで銀行預金の運用先がないということ。へええ。今の銀行の貸し出し対応はバブル期なみにいい。ああ、だから、銀行は貸しだしたい。

* 銀行は預金の運用先にこまる
だけど貸し出し先がない。金利があがらない。そう。それは我々がかりないから。はい。民間がかりない。貸借対照表をふくらませない。はい、もうける気がない。うん、もうかるところがない。ふうん。それがデフレ。もちろん、収益マンションはすこし前までさかんだったが、民間企業の設備投資はあいかわらずわるい。ふうん、そうなると銀行はどんどんあつまってくる預金を運用しなくては。

* 銀行は追いつめられて国債をかった
ふうん。わかりやすくいうと金利をかせがなくては。へえ。だから国債をかった。なるほど。民間企業がかりてくれない。だから銀行はどんどん国債をかった。こういう状況に追いこまれた。これがデフレーションという状況。もちろん、金融庁のへんなマニュアルが。あの問題があって借りたがってる人にかせない。こういう問題まあるが。ふうん。全体として民間がかりない。国債をかうという状況。これがつづいた。するとバブル期には六パーセントもあった金利がどんどん急落し、ちょっと前までマイナス金利。

ああ、二月に。否、それはマイナス金利政策。それとは別。この政策で日本銀行がその当座預金にマイナス金利をかけた。その結果。銀行側が国債に殺到、十 年物の金利がマイナスに。ふうん。マイナス0.1パーセント。はあ。これが一点目。で、こんな金利がひくい国が財政破綻するか。ない。そう。ではこんな条件では。ふむ。日本がこれから超好景気になる。民間がばりばりお金をかりはじめる。

すると一パーセント、二パーセントとあがるだろう。そんな時点で財政破綻の話しがでるかも。はあ。でも国債は固定金利。ああ。九十パーセント以上は。へえ。変動金利なんて。ほう。よくいうでしょう。千兆円も借金があって一パーセントあがるとそれだけで十兆円。はい。そんなことない。十 年物だったら十年かわらない。ほう。そうかいてある。ふむ、クーポンみたい。そう。で、二つ目。財政が破綻する時は政府の国債が自国通貨建てでないという条件。へえ。

* 何故破綻、外国通貨建て国債だから
たとえばギリシャ。はい。あれは二〇一二年に破綻。あれはユーロ建て。ドイツやフランスの銀行からユーロ建てでかりてた。あれは借金棒引きしたから立派な破綻。ふん。ギリシャ政府はユーロを発行できない。はい。欧州中央銀行が。だから財政破綻した。あるいは二〇〇一年のアルゼンチン、一九九八年のロシア。ドル建て。ペソでもルーブルでもない。だからコントロールできなかった。

うん。発行できないだから破綻。で、日本の場合、六月時点で千兆円ほど。でも百パーセント円建て。ほう。何故、日本で円建てが可能か。これには三十分かかるから、ここでは省略。へい。取りあえず事実として円建て。はい。で、日本銀行は円を発行しこれをちゃらにできる。だからどうやって破綻できるか。ううん。できない。でも不安、今後日本が注意することは。うん、二つ問題がある。

* 財政再建した政府が今後心配すること
ふうん。この図(日本国債保有者)をみて。もともと日本銀行保有は五パーセントだった。これは七年前に私がこの図をつくった時だった。今、直近だと四割ちかい。ああ、日本銀行が国債をかう。ええ、それはいけないとか。ああ、それは直接のこと。それはだめ。厳密にいえば国会の議決があること、特別な理由があること。これなら可能だが。これは銀行からかってる。だからいいいと。否、むしろそっちのほうが問題。ほう。この預金取扱機関、すなわち銀行から。

* 金融緩和ができなくなる心配
だんだんへってる。なくなってゆく。ふむ。前は四十六パーセントくらいあった。ふむ、ということは金融緩和できなく。なる。えっ。あと一年半。銀行の国債保有残高がこれは量的緩和が強制終了と。私はこれを日銀のXディとよんでる。これはやばい。へええ、くるのか。だってこのままつづけて政府が国債を発行しなければ。普通に。ふうん、スイスでも。あれはちがう。

1ユーロ、1.2スイスフランで固定してた。ふん。為替相場を。はあ。欧州中央銀行がユーロを発行したらその分、スイスフランを発行。ところがユーロ側がいつまでたっても景気がよくならない。だから日本とおなじように量的緩和を。莫大なユーロを。はい。で、スイス中央銀行がびびった。へえ。いつまでかったらいいんだ。はあ。二〇一五年一月にもうやめますと。はい。するとスイスフランが下落。はあ。たぶん日本でもおなじことが。ああ。

* Xディ、国債買い取りやめたら価値が下落か
日本でも買いとるのをやめる。と、いったら。たとえば日銀総裁の黒田さんそういったら。へえ。保険年金基金とか保険会社の国債を買いとればいいとかいう。へえ。でも生命保険会社がうるわけない。ほう。つまり彼らのビジネスモデルが崩壊する。へえ。保険会社は保険金を長期の国債で運用するというモデル。へえ。その国債を取りあげる。できるか。はい。だから銀行の国債がつきた頃にXディが。ふうん。では次。政府は国債を発行すればいいだけなんだが。

* 何故日本政府は国債を発行しないのか
ほう、では政府はどんどんと国債を。はい、最長なら六十年債もできる。ふん、で、財政出動を。そう。医療も介護もやれという話し。現実は逆をいってる。ううん。これが一つ目の問題。はあ、二つ目は。しんじられないとおもうが、日本銀行は二〇一三年以来、二百八十兆円ものお金を発行。ふうん。この目的はインフレ率を二パーセントに。これデフレ脱却のため。とこれがこの図(日本のマネタリーベースとインフレ率の表)をみて。今はマイナス0.4パーセント。これでどうするのか。へえ。このマネタリーベースとは日銀当座預金と硬貨の合計。

* 日銀が買いあげた国債が莫大すぎる
特に日銀当座預金がものすごい金額に。これをどうするか。ふうん。あるいは日銀が国債を莫大にかったからこれをどうする。これが問題と。ふうん。日本政府が無期限無利子国債を発行して。ほう。これで日銀がもってる四百兆円の国債を。へええ。そのうちの百兆円とか二百兆円をこの国債と交換。はあ。つまり買いもどす。なるほど。するとじゅっと借金がきえる。へえ。だって無期限無利子だったら。それはもはや借金でない。ふうん。

ほっとけばよい。というわけで、そういう解決の方法をとらないと日本銀行の国債が目だってしかたない。はい。ずっとこのままもっててもいいが。ふむ、そうすると先生、自国通貨建て、円建てで国債を発行してるわが国に破綻はありえない。そう。ところで巷では大インフレがきて国債は暴落。という声。十年も二十年も前から。いや三十二年。はい、うむ、これはどういうこと。うん、二つの問題が。

* 国債大暴落の噂がきえないが
まず、お金について勘違い。へっ。お金をそのまま資産とおもってる。つまり借金イコール悪だ。ふうん。家計にかんしてはそう。ふむ。お金は債務と債権の記録。経済成長はお金の額がふえてゆくこと。だから経済成長したら借金がふえる。あたりまえ。ああ。すでにいったように三千七百四十万倍も。はい、でもそういってる人たちはものすごい頭のいい人たち。いい大学でいい教育をうけた。そう、それいい指摘。経済学自体がお金をちゃんととらえてない。お金自体に価値があると勘違いしてる。

* お金の勘違いとインフレの勘違い
これを金属主義という。今でも一万円の担保に一万円の金があると。へい、日本銀行の貸借対照表に金地金がのってた。うん、ささいな金額。担保は国債というべき。はい。まずこの勘違い。次はインフレについての勘違い。ハイパーインフレがおきるとか。それは年率で一万三千パーセント。たとえば第一次大戦後のトイツ。第二次大戦後のハンガリー。最近ではジンバブエ。

はい、なんでそんなことをいう。うん、お金を発行したらインフレになるとおもってる。ちがう。はい。たとえば私が独裁者でお金を、一万円札を千兆枚発行したら。それを河原でもやしたらインフレになるか。へい。ならない。インフレというのはモノやサービスを購入してその時の物価があがること。モノやサービスを購入せずお金を発行してもインフレにならない。

* 日銀が金融緩和した理屈は
日銀が金融緩和してお金をいっぱい発行しても。うん。インフレにならない。はい。ううん、でも日本銀行にいる人たち、大蔵省にいる人たち。すごい人たちがやってる。ああ、それはこういうこと。二百八十兆円お金を発行して、それを政府が公共投資、医療、介護につかったらあっといむまにインフレになる。ふん。ところがそれをやらない。日本銀行がやったのは国債をかった。これはモノでもサービスでもない。借用証書。へえ、でも現実に二百八十兆円発行。どういう理屈でやったのか。

それはこれからインフレ率を二パーセントにしてゆく。そのためにお金の発行。国債の買いとりと。量的緩和と。やりつづけるという。はい。そうすると皆さんの期待インフレ率があがる。ふうん。あがるでしょう。ふうん、つまり将来にインフレになるだろうと。うん。そうすると実質金利がさがる。なので企業は設備投資をがんがんと。あるいは個人は消費をふやす。なのでインフレになる。こういう理屈。なるほど。ところがどれだけお金を発行しても期待インフレ率など。

* 理論どうりにうごかない現実、むずかしいデフレ脱却
こんなの実際ははかれない。理屈であるが数字でみれない。これあがってない。へえ、消費税あげる前まではなんとなくきてる感じが。あれは、政府が財政出動してた。公共投資をふやし医療費、介護費もふやした。だからインフレの方向にむかった。だけど二〇一四年四月、消費税増税。医療費の削減、介護費の削減と。

政府が金をつかわなくなった。それでも日本銀行は頑張ってお金を発行してきた。ふうん、あの時、消費税をあげるかあげないの議論が。すごく頭のいい人たちがあげても大丈夫と。はい、それ頭がよくないから。ふうん。だってデフレはモノやサービスがかわれないという現象。はい。消費税増税してどうしてモノやサービスが。はあ。逆になった。はい、経済学の人たちがいったとおりやったら社会は反対の方向に。はい。でもこれは日本だけの問題でない。

世界でも。また前の大恐慌というデフレの時とかも。その前のイギリスの、一八七〇年の時の恐慌も。全部おなじ。ふううん。経済学はデフレーションを説明できない。はあ。需要不足をみとめないから。おかしな学問だから。それにしたがってやったらこういう結果になる。なるほど。二つ目はお金についてわかってない。

この問題をクリアしなければデフレ脱却はむずかしい。へええ、ではこれからこういう問題を継続的に勉強してゆきたいと。わかりました。

(本文おわり)

* 感想
私はこのシリーズを十回目までよんだ、それを順次アップするつもりである。ここの感想もその全体をふまえたものとなる。さて今回の感想だが、三千七百四十万倍、明治以来ふてて今にいたった政府の借金がこれという。経済成長のもとに借金がふくらむのは当然という指摘に感銘をうけた。日常の論理をこえたところに経済の論理があるということだろう。三橋氏の見識におそれいる。

ところがこの話しのおわりに何故国債発行しないのかとの疑問にお金の本質への誤解、デフレを理解できない経済学といった指摘になる。財政出動をためらうのは日本だけでなく世界に共通の傾向という。私は三橋氏に解説していただけたらとおもうことがある。この問題の中核に国民の不安があるのでないか。政治家も役人もこの不安をしってるからこそためらってるとおもう。それにこたえるような解説を期待したいのだが。私しがよくきく上念司氏、高橋洋一氏、もうラジオにでなくなった片岡剛士氏からもきいたことがない。国民の一人として私もかんがえてみた。その不安である。

円建ての国債発行で財政破綻はありえないと同氏は明快に指摘してる。そこには国家は永遠という割りきりがあるとおもう。経済学で成りたつ考えかもしれないが歴史上の国家は永遠ではない。もっと不安定である。たとえば他国に占領された日本国政府がある。これが発行する国債を国民が信頼してかうか。すくなくともたかい利回りが必要となるだろう。

また借金の裏に資産がある。借金のみを問題にするのは愚論である。もっともとおもうが政府は今までに借方にある資産の項目をあげ問題ない。あるいはあると国民に説明したか。またその項目を査定しなおして債務超過のおそれを説明したか。これらを総括し財政破綻のおそれがあるか、ないかを説明したか。こんな不安にこたえる声がないものか。

(おわり)



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