SSブログ

トランプさん、台湾どうなるの [中・韓問題]


totetu_gray.gif


* 新大統領の電話、台湾の蔡英文総統
この一月二十日にトランプ大統領が世界に登場する。過激な発言は米国人としてもめずらしいほどだ。おどろいたのは就任前に台湾の蔡英文総統と電話会談したという報道である。それに関連しツィッターで一つの中国にとらわれる必要があるのかとつぶやいた。これには中国と米国の貿易赤字、為替操作、南沙諸島への軍事進出をあげてつぶやいた。世界に衝撃がはしり中国はつよく反発した。

トランプさんは素人、このややこしい問題におもわず手を突っこんだ。ビジネスマンの発想、相手がいやがる。交渉材料に取りあげただけ。台湾にホテル建設を予定。それの見返りなど。その真意をはかりかねてる。

* 一九七二年のニクソン訪中、一つの中国原則
一九七二年に米国ニクソン大統領が訪中した。それから米国は台湾と断交し中国本土と国交を正常化した。そのさい中国がつよく主張したのがこの中国は一つの原則である。当時のことを思いだす。私は米国の打算に一抹の違和感をかんじながらもこの原則論はやむえないかなとおもってた。

それは第二次大戦前の中国に欧米列強が内政干渉した不幸な歴史がある。大戦後の国連精神でも内政不干渉は重要である。これからやむえないもの。むしろその原則のもとに中国が発展し世界の平和と繁栄に貢献する。そして中国本土と台湾の問題はこの原則のもとで平和裏に解決する。世界はそれを期待すべきだとおもった。では別の話しである。

トランプ新大統領のもとに米国の通商政策の司令塔たる組織がおかれる。それは従来の通商代表部のうえにおかれるという。その長にピーター・ナバロ氏が就任という。彼はカリフォルニア大学の教授であり、米中、もしたたかわばとか、中国による死などのテーマで著作などをだしてる。対中強硬派とみられてる。実はトランプさんの発言は思いつきでなくこの人の助言をうけたもの。また蔡英文総統との会談も関係者の根回しをふまえおこなわれたものという。さて結論である。

* 結論
一九七二年頃を振りかえり現在の中国をみてどうおもうか。中国は世界の期待を完全に裏切ってる。南沙諸島の進出は国連の精神を無視してる。オランダ、ハーグの司法裁判所の判決無視は言語道断である。一つの中国という原則で世界に貢献すべき課題は何ひとつとして完成してない。そればかりでなく地域の安全をそこね世界の不安定要因となってる。

台湾は二千四百万人の人口、選挙をへて蔡英文総統を選出し独立国家の実績をしめしてる。世界が一つの中国にしばられる必要があるのか。トランプ氏がいうのももっともとおもう。ねがわくばトランプ新大統領がこの原則をたんなる取引材料としてつかうのでなく世界の不安定要因となってる中国を世界秩序に引きもどしてほしい。

(おわり)

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。