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コリンス戦争、その三(簡略ギ歴) [英語学習]

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* 内容の紹介
コリンのレチアンをうばったスパルタだがアテネなどの反撃がある。無敵をほこった重装兵にたいしフィクラテスの軽装兵が登場。戦果をあげスパルタを追いつめる。これらの動きをあつかう。
(Ancient Greek History - Part 3 Corinthian War - 38、Historyden)

* スパルタのレチアン確保からペルシャを牽制
前回はコリンスの内外の出来事、スパルタとコリンスの追放者によるレチアンの奪取、レチアンとコリンスをむすぶ壁の破壊についてのべた。このすぐのこと。紀元前三九二年、スパルタが代表団をペルシャの州長官のところにおくった。これはアテネ寄りとなったペルシャを牽制しペルシャとの和平協定の締結をもとめるものだった。スパルタはそこでアテネは善良でないと警告。帝国再建をはかってる。特にコナンがアテネ海軍を復興したことからあきらかといった。

* ペルシャは反スパルタの姿勢
アテネもスパルタの主張に反論するため代表団を派遣した。コナンもそこにいた。会議は何も結論をださなかった。州長官のティラベイシスがコナンを逮捕させ、またスパルタにひそかに資金を供与しスパルタの艦船の建造を援助した。コナンはすぐ逃走。だがまもなくサイプラスで死亡した。ペルシャの大王がスパルタに資金を供与したことをしった時、ティラベイシスをストルーサスに交替させた。彼はスパルタにきびしい対応をとった。スパルタはこれに対抗してストルーサスを攻撃する。そのためシブロンをおくった。はじめ成功したが不意打ちでころされた。

* 対峙する両者、アテネのフィクラテスの登場
話しをギリシャ本土にもどす。両者は守備隊で対抗する。ギリシャ同盟軍はおもな守備隊をコリンスに、スパルタはシシアンに守備隊をもちレチアンへの支配も継続してた。ゼネフォンによれば両者は傭兵を募集しはじめた。この頃にゼネフォンが興味ぶかい人物を 紹介してる。フィクラテス、アテネの将軍である。アテネは彼をコリンスの守備隊に派遣した。彼は数々の改善を兵士の装備、つまり傭兵隊の装備におこなった。

* 軽装兵士の傭兵隊の登場、速度でスパルタ重装兵士に攻勢
この傭兵隊をペルタスとよぶ。彼らがもつちいさなペルタイの楯からこうよばれた。その改善である。槍と剣を従来よ りながくした。防御用具の重量を軽減した。まず、おもかった青銅の板を軽量のリネンの布にかえた。より軽量の楯、ちいさなペルタイの楯にかえた。金属製の具足もやめ革製の靴にした。私はこれが十数年後のマセドニア軍におおきな影響をあたえたとおもう。これらがより迅速な動きを兵に可能とした。編隊の目的が従来の防御重視から攻撃重視にかわった。ゼネフォンによれば彼はこれらの改良によりゲリラ戦法を編みだしたという。彼はこのため馬鹿馬鹿しいほど会議を何度もひらき軽装兵士がスパルタの重装兵士をおびやかすと説明した。実際の戦いであきらかとなる。

* フリーアスを攻撃、スパルタの救援
最初の目標はフリーアスという都市である。フリーアスはスパルタに援助をもとめた。しかしむずかしい問題があった。それは他のギリシャの都市にも共通するが民主政治と 貴族政治の対立である。民主政治側は貴族政治側を追放しようとする。このおなじ民主政治側がスパルタに援助をもとめる。そこでこんなおそれがうまれる。スパルタは追放された貴族政治側に同情をよせてる。援助をきっかけに彼らを復帰させるのでないか。実際である。スパルタは危機にあるフリーアスにやってきて事態を沈静化させた。そしてすぐにでていった。その時には追放された人々を復帰させなかったとゼネフォンがいってる。

* 攻撃をつづける傭兵隊、アルカディアでの成功
フィクラテスはどんどん攻勢をかけた。彼の傭兵隊はアルカディアに侵攻し破壊した。いくつかの駐屯部隊を攻撃した。 あきらかにアルカディアの重装兵士たちはこのあたらしい戦法の軽装兵士の攻撃におどろき戦いを拒否した。ところがスパルタはこの戦法にも簡単にはひかなかった。

* コリン、アテネが壁を再建、アーゴス、スパルタの略奪
スパルタがコリンスに進軍した直後のことだった。アテネはコリンスの間近にスパルタがいるにもかかわらず、かってスパルタのプロキシダスが破壊した壁を再建することにした。彼らはおどろくべき速さであるが数日間ですませた。スパルタは南を目ざしアーゴスを破壊した。大切な収穫物をすべてうばった。これをアジェスレイアスが指揮した。これを完了するとコリンスにもどってきた。あわただしく建設された壁を取りもどした。そこで当面のあいだ軍は解散した。

* スパルタ、イスミスに侵入
一年後、紀元前三九〇年、またスパルタは動きだした。アジェスレイアスが指揮した。今回はコリンスにむかわず通過した。イスミスに侵入した。そこにアーゴスがいた。イスミスのゲームであるアーゴスはまず犠牲の儀式をちかくの寺院でおこなおうとした。スパルタを発見して退却した。アジェスレイアスはここで自分たちの犠牲の儀式をおこなった。これはアーゴスへのはなはだしい侮辱である。しかしスパルタがでていったらもどってきてイスミスのゲームをつづけた。ゲームはつつけねばならない。

* スパルタ、パイリオンの攻撃、救援が無駄だった傭兵隊
アジェスレイアスはイスミスでの仕事をおえてないが軍をパイリオンにうごかした。ここはコリンスにとり重要な食糧の供給地だった。コリンスはフィクラテスに助けをもとめた。彼と傭兵隊は夜陰にかくれてアジェスレイアスのそばをとおりむかった。それにもかかわらず市民は都市をすてて脱出してた。アジェスレイアスの軍は田園地帯をすすみ村をおそい収穫物をうばった。またとらえられた人々は奴隷にうられた。

* 傭兵隊がスパルタの部隊を攻撃へ
被害にかかわらずギリシャ同盟軍はほとんどコリンスからでなかった。スパルタはその周辺の町、村を支配した。他方、フィクラテスはコリンスにもどった。状況はわるくなってる。フィクラテスが活躍する機会がやってくる。スパルタの軍に六百人の編隊がある。これがレチアンにもどろうとした。これがコリンスの横をとおる。。 アテネはこれと対決することとした。まだおおくのスパルタの軍はイスミスにとどまってた。アテネは重装兵士とフィクラテスの傭兵隊で軍を編成した。フィクラテスが軽装の傭兵がスパルタの重装兵に対抗できる。その速さが重装兵のおそい動きの弱点をつくことができると確信してた。

* レチアンにおける傭兵隊の大戦果
アテネの重装兵士はコリンスの城外で隊列をととのえた。傭兵隊がスパルタの編隊を追撃する。スパルタの指揮官がこの傭兵隊に攻撃をめいじる。傭兵隊はたんに退却する。スパルタが方向をかえる。すると傭兵隊が槍を投げつける。スパルタにおおくの犠牲者がでた。スパルタがまた攻撃する。また退却。槍を投げつける。またおなじく犠牲者。何度も繰りかえす。槍の投擲距離。それ以上近づくと犠牲がでる。攻撃のたびに犠牲者をだす。だんだん弱体化してゆく。そこでアテネの重装兵士が攻撃に参加。スパルタの騎馬隊が救援にきたがスパルタは敗走にはいった。追いつめられ丘のうえにのぼった。そこからはレチアンの都市がみえる。レチアンの兵士たちがボートをだし兵をすくった。スパルタは攻撃をやめボートのほうにはしった。常に彼らは傭兵隊の追撃をうけた。その日の戦いで六百人から二百五十の犠牲者がでた。スパルタの人口減が深刻な問題となってたこの十数年において衝撃の犠牲者数だった。

* 海でもちこたえるレチアンのスパルタ
この悲報をアジェスレイアスはイスミスできいた。衝撃をうけた。彼は軍をレチアンにのこしたままスパルタにもった。他方、フィクラテスはいくつかの都市、アジェスレイアスがうばったものを取りもどした。この敗北があったがレチアンはまだスパルタが維持した。それは陸路の供給は陸から遮断されたが海からの供給が確保できたからである。まだスパルタがコリンス湾の海上覇権を維持してた。スパルタは今やコリンスの内部ふかくにはいってコリンスを支配することはできなくなった。

(おわり)



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