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コリンス戦争、その二(簡略ギ歴) [英語学習]


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* 内容の紹介
ペルシャの金銭工作、反スパルタ勢力の台頭によりスパルタ封じ込めがすすむ。これに反撃するスパルタとアテネの復活の動きをあつかう。
(Ancient Greek History - Part 2 Corinthian War - 37、Historyden)

* ペルシャの金銭工作、スパルタの封じ込め
前回はコリンス戦争のはじまりをのべた。この紛争はギリシャの主要都市とペルシャが関係してる。反スパルタ同盟が形成された。おおくの都市がペロポネソス戦争で疲弊してるところにペルシャはギリシャの都市にお金をくばり反乱を助長した。またクナイデス海戦でスパルタが危機的敗北をきっした。これがイオニアのギリシャ都市支配の終焉につながった。

* アジェスレイアスのスパルタ召喚
ギリシャの一部地域が不安定化したことをしったスパルタはアジェスレイアスを本国に召喚した。それは反スパルタ同盟との紛争に立ちむかうためである。彼はながい進軍を繰りかえしビオーシャについた。その頃、彼はパイセンダの死をしらされた。スパルタ海軍大敗北の関係者である。アジェスレイアスはここでパイセンダが戦死したがスパルタは勝利したといって兵士の士気をたかめた。戦いを前に兵士の士気をたもつことは重要であった。

* ビオーシャ、アジェスレイアスとアーゴス、シーブス連合軍との対決
彼がビオーシャにはいってすぐにアーゴスとビオーシャが参加する反スパルタ同盟軍とアジェスレイアスとその軍がぶつかることとなった。スパルタは右翼そのすぐ横にスパルタの古参兵の一万、協力な態勢だった。いくつかの同盟軍が中央、最近に参加したばかりのオーコミナスは左翼であった。たいして相手。シーブスが右翼、オーコミナスに対面。左翼はアーゴス。これはスパルタに対面。いくつかのシーブスの同盟軍は中央である。戦陣の説明である。反スパルタ同盟が山を背にする。シーブスの野営地が山にある。スパルタ側はこれに対面し山をそのむこうにのぞむ。彼らの後に荷物をつんだ車列がある。

* 強者と弱者、混乱からスパルタの一方的勝利
ゼネフォンがいう。両者はきたるべき戦いを前にまったく沈黙してた。両軍の距離がちじまった。ここでシーブスがオーコミナスにむけ戦いの雄叫びをあげた。もう一つの端、スパルタに対面すアーゴスはまったくたたかおうとせず、あわてふためいて山ににげた。一度の槍の攻撃もしないでスパルタは勝利宣言をした。またこの戦いは自軍の勝利と確信した。もはや左翼がどのようにな状況かしる必要もないがオーコミナスはただちに逃走したことをしった。オーコミナスを追いちらしたシーブスは後方にあったスパルタの荷物の車列で略奪をはじめた。シーブスも友軍の左翼が何をしでかしかたしらない。しかしアーゴスが一度もたたかわず逃走したことをしった。編隊をととのえたシーブスは山にある野営地にもどろうとした。アーゴスと何かの交渉をしよとしたのかもしれない。

* アジェスレイアスのシーブスへの復讐
シーブスはスパルタとたたかう気はない。ところがスパルタが進路をふさぐように山とのあいだにいた。ところで退却する敵を攻撃する。これは追いかける。そしてできるだけおおくの敵をたおす。ひたすら追いかける。アジェスレイアスは予想外の命令をだした。退却しようとしたシーブスの進行をふさぎ向かえうつ。何故このような予想外の命令をだしたのか。これでは自軍の犠牲者もふえる。これを承知のうえで何故なのか。

一年前の出来事が浮かびあがる。ビオーシャを通過するさいにアジェスレイアスは神に犠牲をささげようとした。これをシーブスにより中止させられた。激怒した彼はシーブスにふかい怨みをもった。この機会にその怨みをかえす絶好の機会である。ギリシャ人の重装歩兵同士の戦いで相手兵士をもっとも多数ころしたという。彼もここで負傷した。翌日に勝利の印のトロフィーをたてた。シーブスは死者を埋葬するため停戦をもとめた。今回の戦いでわかったこと。スパルタは伝統的歩兵の戦いではなおも無敵である。戦いをおえて軍を解散し彼は船でスパルタにもどった。

* コリンスを戦場とする戦いへ
紀元前三九三年、戦いへうごきだす。アテネ、ビオーシャ、アーゴスなどがコリンスを戦いの場にえらんだ。これがコリンス戦争とよばれる由縁である。スパルタとその同盟はシシアンに基地を設置した。状況である。どちらにも決定的優位がおとづれなかった。反スパルタ同盟は陸でスパルタに勝利することはできない。それで彼らをペロポネソスにとどめることをねらった。コリンスはそのために最適の場所だった。ここはイスミスへの接近を支配できる。この計画はすすめられていったが主要な戦場となるコリンスではげしい論爭がうまれた。ゼネフォンがいうがほかの都市はおいしいところをとった。

* コリンス、平和と戦争の勢力のせめぎあい
その一年後の紀元前三九二年。事態に進展があった。戦争をうごかす二つの集団があった。あるものは平和をあるものは戦争の継続をねがった。前者は 貴族政治にぞくし後者は民主主義政治にぞくする。この政治思想の対立はほとんどすべてのギリシャ都市にあった。両者はたがいに相手が支配的になることをおそれた。そして相手を排除しようとした。戦争をねがう集団があらかじめリストをつくり対象者を暗殺した。これはよくかんがえられた効果的な人物リストだった。ゼネフォンによればおおくの平和勢力は国外にでた。これは
社会の力をそぐ動きだった。さてコリンスのなかにスパルタと友好な関係をもたらすことは失敗した。ここで別の考えの集団がいた。二つの戦争をのぞむ集団がシシアンをおとづれた。

* スパルタ、プロキシダスにもたらされた情報
そこに駐在してたスパルタの司令官、プロキシダスにレチアンのながい壁の入口をおしえた。これはコリンスの主要港である。古代の有名な港。コリンスの市場から港まで舗装さたながい道がつくられてた。その道を二つの壁がまもってた。さらに道をゆくとおおくの寺院、店に出あう。レチアンは交易の中心となる港。コリンスの海軍基地。ツキジデスによればギリシャで最初に三段櫂船をつくったところ。この港にやってくる船の船荷に税をかける。これがコリンスに富をもたらした。

* スパルタ、コリンスのレチアンの攻撃へ
プロキシダスはこの二人のいうことをしんじることにした。暗闇にかくれてレチアンにむかう。彼は二千の小規模な軍を引きいた。スパルタの重装兵士、騎馬兵、シシアンやコリントの追放者からなる。レチアンについて偵察をおくった。内部をたしかめ安全を確認した。そしてすぐ最初の門、西の壁にある門をはいった。次の門は厳重なつくりである。スパルタはただちに東の壁の前に防御柵と溝をつくった。そこで援軍がくるのをまつことにした。ゼネフォンによればこのスパルタの動きにかかわらず夜間の戦闘はなかったという。

* レチアン城外でアーゴスを圧倒、スパルタの勝利
翌日、アーゴスの軍がレチアン救助のためやってきた。プロキシダスはこれと対峙し都市の軍とも対峙した。スパルタとその同盟軍は戦闘態勢をととのえた。スパルタの同盟軍が柵から攻撃をした。最初、アーゴスは柵の一部をこわし侵入、さらにシシアンを海岸まで追いつめた。ここにスパルタの騎馬兵が救援にやってきた。スパルタは馬からおりシシアンのおもい鎧をとってはげしく攻撃してくるアーゴスをむかえうった。しかしおおくのスパルタ人がころされた。このような敗北にかかわらずスパルタの主力部隊は防御柵の外側に張りだしはじめた。これがアーゴスと城内の連絡を切断する。アーゴスが必死に城内に逃げこもうとした。主力部隊が分断した。ゼネフォンによればパニック状態のアーゴスをスパルタが追いつめたという。停戦が成立し両者が死者を収容した。プロキシダスには救援隊がやってきた。レチアンの二重の防御壁を徹底的にこわした。このあと彼はメガラを攻撃しシシアンに砦をつくった。軍は解散し彼はスパルタにもどった。

* ペルシャを利用したアテネ海軍の復活、パイリアスの壁の復活
ここでこの時期に海でおきたことをはなす。コナンとファイナベイシスが指揮しスパルタ海軍をクナイデスに撃破した。このあと二人はエーゲ海の都市をめぐり都市をスパルタから取りもどした。最後にイスミスのコリンスにやってきた。反スパルタ同盟のためにお金が必要だった。お金が提供された時、彼らはミロスにもどった。ペルシャ海軍の主基地である。アテネにもどる時にコナンがこんな提案をした。ファイナベイシスが艦船を保有する。そのかわりアテネはその艦船の補修を受けもつ。さらにパイリアスを要塞化する。これはアテネの重要な港。もしかってのながい壁が復活したらスパルタにとってこれ以上の衝撃がないだろう。ペルシャは末ながくアテネに感謝するだろう。ファイナベイシスがこれに合意し資金を提供した。これで壮大な壁が再現する。

* 第二アテネ帝国、つづく戦争1
コナンは乗組員や石工をやといアテネを復活させる。これが第二次帝国とよばれるアテネとなる。ただしそれはペロポネソス戦争前のものにはとうてい匹敵するものでなかった。クナイデスの敗北の後、紀元前三九三から三九一年にスパルタは海軍の再建をはかった。コリンス湾の海上覇権が復活した。ゼネフォンによればスパルタはコナンを非友好的でパイリアスを海軍基地としたこと。ペルシャの大王とも接触をたもってることをしってた。両者に平和をさぐる動きがあったが成果はなくなおも戦争状態がつづいた。

(おわり)

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