SSブログ

舌裏と舌上の息 [英語学習]

genpati_tyamise.gif

* 1) 舌上と舌裏に息をとおす
** 1) 舌の上に息をとおす、吐く吸う
こんなことをやってほしい。日本語ネイティブにとっては普通のことだが、舌の上に息をとおす。思いきり喉の奧から息をおくりこむのである。次である。吸う。これはちょっとむづかしいかもしれない。うまくできてれば舌がつめたく感じる。吐く吸う。これをくりかえす。吐くと舌があたたかく、吸うとつめたく感じる。次である。

** 2) 舌の裏にだけ息をとおす、吐く吸う
舌の裏に息をとおす。その時、舌は口蓋につけて舌の上から息がもれないようにするとよい。これで喉の奧から思いきり息を吐く。これで発音すれば日本語ネイティブにとっては、やったことのないものとなる。ここでは、ただ息をとおすだけである。これになれたら、口蓋につけた舌先をはなす。これで舌の上に息をとおさないように気をつけてやる。次である。吸う。舌の裏に息をとおす。この時も舌先を口蓋につけたほうがやりやすいかもしれない。日本語ネイティブにとっては、めずらしい感覚だろう。繰りかえしてやってほしい。

** 3) 舌上、舌裏を交互にとおす、いろいろためす
ここまでくるといろいろやってみる。例えば舌上、舌裏と息をはく。これを交互にくりかえす。舌上を吐いて舌裏を吸う。この反対。こんな人工的なこともやってみる。ここまでくればだいぶなれたろう。そこで自分の体の動きに気をくばる。舌裏で思いきり吐く。するとわたしの場合はお腹がうごく。舌上である。これは胸の上部がうごく、ような気がする。すくなくともお腹の動きのような明瞭な動きはない。いいわすれてたが、同時に舌上、舌裏に息をとおす。この時の動きも感じてみる。これまでは全然、声帯をうごかしてない。つまり発音してない。では発音の世界にうつる。

* 2) ネイティブの発音を聞いて真似る
** 1) [t]、not at allが成功
[t]を発音する。この時日本語ネイティブのやり方はしない。舌上、舌裏に同時に息をとおす。わたしはこれが英語ネイティブの発音のやり方と思う。ではもっとむづかしいやり方をいう。まず舌裏に息をとおす。次、その一瞬後に舌上に息をとおす。ここでわたしのこだわりをいう。舌のつけ根のあたりの両端をもちあげて息をとおしてから、次に舌上に息をとおす。これで[t]を発音する。こんなやり方が自然と思う。

これはストリカーズさんの教本をまねていた時に、こうやらないと、うまくまねられないと思ったからである。息を吐く時、お腹がうごくというのは実際の発音では大袈裟である。実際にはもっとさり気ない。舌端を上にあげることで吐く動きにな ってるような気がする。どうして日本語ネイティブと英語ネイティブの発音がこうちがうのか。

「not at all」という発音がある。わたしは英語ネイティブの自然な発音をまねようと苦心惨憺した。できなかった。わたしが自然な英語ができない、その象徴のような一句だった。悔しかた。今、ここまできて、わたしはできた、と思ってる。やっと自然な英語に充分にちかづけたと思う。そう思う理由である。

[t]は舌先を口蓋につけて発音する。だから舌上の圧が舌裏の圧よりたかい。ところで英語ネイティブの発音では舌上も舌裏にも息がとおってる。日本語ネイティブの発音では、舌上だけである。だから英語ネイティブの[t]のほうがやわらかにひびく。「at」のような弱音を自然に発音するにはこのようなやわらかな[t]が必要である。ところが日本語ネイティブの発音ではつよすぎる。いくらよわくしても、英語ネイティブの[t]にはちかづかない。つまりまねられない。やっと自然な英語の謎がとけた、と思った。ここまでくると、いろんなものが見えてきた。

** 2) [ð]も同じように発音
theの[ð]である。「the door」という時、「the」は弱音、「door」は強音である。弱音であるtheだけを単独に発音することはない。二つを一気に発音する。この時の[ð]も[t]と同じように発音するとよい。JRの車内放送が次の停車駅をしらせる時「the next stop is ... 」の時の「the」も同じである。[s]の話しである。

** 3) [s]、上裏を同時にとおす
英語ネイティブでは舌上と同時に舌裏にも息をとおしてると思う。だから息の音がおおくひびく。日本語ネイティブのわたしには、やや耳さわりな音である。「something special」の「special」では、日本語ネイティブではどうしてもひっかかりがおおくなる。英語ネイティブのようにスムーズに発音できない。ここで[p]であるが、この時も舌裏に息をとおしてると思う。もしかすると、わたしだけのこだわりかもしれない。しかし、「聞いて真似る」の繰りかえしの中で、自然な英語はこれだと思った。まだいえそうだが今回はこれでおわり。さて結論のようなものである。

* 3) 英語喉とはこんなものか
舌裏に息をとおす時はお腹がうごく。舌上では胸の上部がうごいてるようだ。つけ根の舌端をあげると裏に息がとおるようだ。上川一秋さんは喉の上と下をつかうといっておられる。子音、母音ごとに上の喉をつかったり下の喉をつかったりするという。わたしには、どうもよくわからない。しかし今回の舌裏と舌上に息をとおすことで英語喉の世界をすこしのぞけた気がする。


英語喉 50のメソッド(CD付)

英語喉 50のメソッド(CD付)

  • 作者: 上川 一秋/ジーナ・ジョージ
  • 出版社/メーカー: 三修社
  • 発売日: 2007/06/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

原油安と世界唇の息だまり ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。