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新型コロナ、経済再開へ



* はじめに
新型コロナの拡大はまだつづいてる。だが都市封鎖、自粛要請による経済への影響が深刻になってる。再開をさぐる動きが世界にひろがってるが、コロナへの不安も拭いきれない。私はここで日本人に落ちつけ現実を直視し覚悟をもって対策をすすめよと、いいたい。だから覚悟をもつために次のような話しをする。

* コロナウイルスの怖さ
一、スペイン風邪は世界人口の三分の一が感染、一億から五千万が死亡。一九一八年から二年で終息した。
二、世界的な流行をもたらした、マーズ(中東呼吸器症候群)、サーズ(重症急性呼吸器症候群)、インフルエンザなどだが、一人から何人に感染させるかというものがスペイン風邪やマーズでほぼ2人、インフルエンザで1.3人。
三、感染がどのように拡大し、どうなるか。理論的に確立してる。それを説明する。
ア、未感染の人(今は未感染、将来、感染の可能性がある)
イ、感染した人
ウ、免疫ができた人(感染し免疫ができる。もう感染しないという意味で感染で死亡した人も算入する)

感染がどう拡大するかだが、起算日から翌日の感染、二日、十日、さらに三十日、九十日と経過し感染(新規感染で累積数でない)が変化する。それにつれ、全体の状況だが、初期にはほぼ未感染だったものが、感染がふえ、免疫もふえる。変化の典型例である。

当初は未感染がおおく、感染もでる。免疫はすくない。感染はふえるが、かならず山ができる。つまり時間がたてばふえ、次にへってゆく。感染が無限にふえたりしない。かならず山があり、終息に近づく。感染がゼロとかほとんどふえない状況となる。基準があり、そこで終息と判定する。この時に未感染はすくなくなるが、ゼロとはかぎらない。免疫(かなしいことだが、死者があるだろう)はかならず一定の割合がある。終息について面白い話しをする。

急速に感染が拡大すると山がたかくなる。この場合、免疫もはやくふえ(不幸なことだが死亡もふえるかも)、終息もはやい。ところが、自粛により感染の拡大をおさえると、死亡もおさえるかもしれないが、終息がおそくなる。医療崩壊、経済崩壊もかんがえると、どちらがよいか一概にいえない。でも現実の影響をかんがえると、どこかで通常生活にもどし経済も再開しなければならない。

* 覚悟ができたろうか
もしあなたに覚悟ができたなら、私の言葉、生きる人は生き、死ぬ人は死ぬ。そうして明日がやってくる。この言葉がそれほど残酷でない。コロナとたたかう勇気がうまれる。私のつたない説明がその一助となればと、のべた。

* いつから通常生活にもどれるか
日本もふくめ世界各地で現在の自粛を解除してほしいという声がたかまってる。日銭が必要な小規模な小売、料理店、そこの従業員、バイトもまた深刻だ。この先、一ヶ月、二ヶ月もこの状況がつづくと、バタバタと倒産するという。どこかで決断しなければならないようだ。私はここで、すこしユニークだが日本の実情をふまえ科学的である武田邦彦氏の考えを紹介したい。次がその概要だ。

一、日本はこの種の感染症に非常につよい。その実績だが、たしかサーズで一人の感染者もださなかった。今回も米国で四万人の死者、イタリアが二万人だが、日本はたったの二百三十人だ。
二、毎年、一万の死者をだすインフルエンザが今年はたしか四千人という。これをあわせみると実は今年は新型コロナのお陰で日本人の命がすくわれてる。そんな状況が出現してる。
三、感染は人から人でなくモノからモノにうつる。つまり机の表面にウイルスが付着、それにふれた指から人にうつる。三密というが、日本では効果はなかった。今の拡大なら、自粛はやめモノからモノへの配慮を確認する。もし拡大が加速する状況がうまれたら、自粛を再開する。これでよい。以上である。

世界では免疫の有無を調査する。感染の検査を徹底する。集団免疫を確認する。といった方法から、ある基準を設定、その根拠で経済を再開する。この動きが表面化してる。さて結論である。

* 結論
五月上旬に自粛が解除される。だが再延長が必要との声があり、また経済への影響を深刻におそれる声もある。新型コロナで命をすくっても経済で死者をふやせば意味がない。だから、おおいに武田先生の考えを議論してほしい。そして覚悟をもって決断してほしい。ただし、コロナ対策はすぐれて政治的である。欧米と協調し経済活動を再開する必要がある。日本だけが早期に再開すれば軋轢がうまれる。日本政府の賢明な判断を期待する。国民の皆さんどうですか。自粛をゆるめて日本経済をすくいませんか。


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