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韓国半導体は日米が肩代わりすると


* はじめに
三年半ぶりにフッ化水素などの管理にかんし日韓局長対話が再開された。韓国はこれでホワイト国復帰をもくろみ、また、この二十四日、ホワイト・クリスマスにかこつけて首脳間の話し合いで合意を期待してる報道もある。この対話にのぞむ日韓の考えかたにはおおきな違いがある。

* フッ化水素などの管理は各国の責任
フッ化水素など戦略物資の管理はイラン、北朝鮮などにながれると、核兵器に利用される。その管理は各国の責任である。韓国へのフッ化水素の輸出だが、千七百トンから二千トンで推移してたが最大三千四百トンまで急増した。これは文在寅政権以降である。さらに二〇一八年後半、半導体不況が深刻となったのにこの数字だった。フッ化水素が理由もなく急増するはずがない。韓国政府はこの物質の輸入、国内での使用、流通、半導体生産との整合性を調査、点検、確認する必要がある。ホワイト国優遇はこれらがきちんとしてることが前提である。

* 日本側はきちんとした管理を
その確認をもとめる日本側の要求にかかわらず韓国側は三年半も無視してきた。これは優遇措置の条件である。これに危機感をもち、特に米国の制裁をおそれ、経済産業省が規制の見直し、強化にうごいたのである。韓国が局長あるいは首脳間の交渉を持ちだす態度に不信感をもつ。きちんと管理されてれば日本側はそれにふさわしい管理をおこなう。別に交渉することなどない。

* 韓国は管理人員の増強をいうが
韓国は管理強化のために担当人員の増強をいいだしたが、組織、体制の整備をふまえた管理強化、その実施、実績の点検、確認をへないとホワイト国復帰などない。こういうのが日本側である。条件だったにもかかわらず三年以上も協議をおこなわず、日本側が横流しなどの不審の動きを察知した経緯をかんがえると。規制緩和に数年かかるのは当然、というのが日本側の主張だ。もっともなことである。韓国はやるだろうか。

* 韓国はおそらくやらない
私は韓国はやらない、あるいはやれないとおもう。この導入に経緯がある。二〇〇五年の小泉政権が米側の圧力をうけ導入した。韓国の管理についても日本側がおしえたと麻生副総理もいってる。そこから二十年になろうとして、やっと管理体制の整備がはじまったところだろう。韓国はすぐにはできない。さてここで日本側がかんがえねばならないことである。

* 日本には半導体の安定供給の責任が
日本は世界にたいし半導体の安定供給の責任がある。幸い、半導体不況がつづいてたので問題がなかったが、来年から回復という。これに次のような記事がyoutubeにあった。七ー九期の半導体は前の四ー六期の10%増だった。この七ー九期は日本が規制を強化した時期である。日本のキオクシェア(旧東芝メモリ)は七ー九期は前とくらべ二十二億万ドルの増、シェアが18.1から18.7%の増、米インテルがNAND型フラッシュメモリで十三億ドルで37.2%の増、シェアも8.7%から10.9%の増となった。韓国サムソン、エスケイ・ハイニックスは売上、シェアともに微減だが低下させた。今後であるが、技術革新をおこたった韓国の半導体は時代遅れとなる。他方、日米と台湾が技術革新をやりながら拡大、中国も韓国に追いつくという。結論である。

* 結論
どうやら半導体で韓国の独自すぎる考えに振りまわされることなく、日米台湾で供給の責任がはたせそうだ。この局長対話でも、もしかしてあるかもしれないクリスマスの合意においても、日本側は一歩もゆずることなく主張をぶつけてほしい。そうおもいませんか、国民の皆さん。

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