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米中貿易戦争、悪者は中国 [バカにされないクスリ]


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* はじめに
米中貿易戦争は、この二十四日、第三弾の制裁関税発動をひかえ、マスコミ報道がさわがしくなってる。私はここで長谷川幸洋氏の記事を見つけ、おもわず快哉をさけんだ。その概要は次のとおりである。日本経済新聞などの大手マスコミにはトランプ政権が自由貿易をそこなってると批判する論調が目だつ。しかし、そもそもこの対応を引きだしたのはルールをまもらない中国である。つまり中国がわるい。まことに明快な結論だ。さらにつづく。

* 中国のさまざまな圧力、脅迫
米国通商代表部(USTR)は二〇一七年八月から在中国米国企業に聞きとり調査を実施、この三月に報告書をまとめた。そこで、さまざまな手口で中国は彼らの技術をわたすよう、圧力、脅迫をくわえた。このなかには不透明で裁量的な政府の取り扱いや出資制限、調達制限、明文化されていない暗黙の規則、中央政府や地方政府の指示、命令はもちろん、サイバー攻撃による不法な知的財産の窃盗も含まれる。彼らは中国の報復をおそれ口外をさけてたがUSTRの直接の事情聴取によりあきらかとなったという。さらに長谷川氏の批判はつづく。

* 日本企業、マスコミの対応
同種の圧力、脅迫が日本企業にもあったことは間違いない。もしこれが米側の勝利におわって、黙ってその利益を日本側がえたとしたら、それでよいのか。また日本のマスコミもこのような事実は当然、しってるはずである。だまってすませるつもりかという。痛快な内容である。では結論である。

* 結論
今回はすこし前置きがある。この記事にせっし私はおもわず快哉をさけんだが、生来の天邪鬼気質が頭をもたげた。中国がそんなに悪者かな。もともと台湾をすて共産党を国際社会にまねきいれたのは米国。また二〇〇一年に世界貿易機構(/WTO)にむかえいれたのも米国では。中国は世界ではじめて官僚機構をつくりあげた。それは皇帝につかえるもの。それ以来、優秀な官僚たちは皇帝や王様につかえ今にいたる。中国が豊かになれば民主化し世界の仲間になるとどれほどの人がしんじたか。すくなくとも私はそうでない。トランプ大統領は米国のツケをはらってるだけでは。冷や水をあびせるようでわるいが。また大の男が中国をおそれて口をつぐんだとは。しおらしすぎるのでは。彼らの損得勘定ではもはや赤字か。ここからが本当の結論である。

状況がかわり彼らの勘定が赤字にてんじたのでは。ここで勘定を締めきり誰が一番損したかをみる。それは米国民一般とおもう。消費者としてのひろくうすい得と自国内で産業をうしなった痛切な損の比較はどうか。また米国の未来をささえるハイテク産業への脅威、傍若無人に拡大する中国による安全保障への脅威。これらが将来もたらす米国民への損も勘定にいれなければ。トランプ大統領はこれまでのことは目をつぶって将来の損をゆるさないと中国との対決にのぞんだのだろう。国民の皆さん、私たちも日本のなかでおなじような損得計算をするべきと、おもいませんか。


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