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加計学園、安倍さんの反転攻勢 [バカにされないクスリ]



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* はじめに
加計学園にかんし安倍総理が講演でのべた。個人的関係で批判されたが手続には一点の曇りもない。今後、国家戦略特区を全国展開する。意欲のある構想はみとめてゆきたいという。ライフサイエンスへの取りくみですぐれてた京産大をおとし友人関係から加計学園だけをみとめたという野党、マスコミの非難にたいする、あざやかな反転攻勢といいえる。でもこんな積極的安倍さん、いいんだろうか。

私は加計学園は政治的妥協の産物であり妥当なものとした。だが今後、京産大がみとめられさらに全国にひろがってゆく。これはどうか。新設は従来からの課題、偏在解消の決め手にはならないが一定の効果 はある。また地域からの要請にこたえる正当性もある。だが新設がつづけは将来過剰の問題もでるだろう。なやましいところだが私はここに積極的安倍さんの指導力を期待する。ではこの指導力はどこで発揮するのか。

* 総理の指導力はどこで発揮すべきか
一、事柄が複数省庁にかかわる。それに既得権団体や族議員がからむ。問題があるとわかってるのにかえられない。おそらくこれを岩盤規制というのだろう。このような事柄が総理にふさわしい。以下は獣医師学部にしぼってのべる。

二、学部の新設については文科省にある専門家、大学教員によりつくられた審議会にはかる。ここは設置基準にもとづき専門家による審査をおこなう。教員候補者を「適」、「不適」、「保留」と判定する。よほどのことがないかぎり文科相も総理も立ちいるべきでない。

三、文科省は専門的判断のほかに従来から政治的判断をしてきた。五十二年間新設をみとめなかったのがそう。総理はここにもみだりに立ちいるべきでない。

四、国家戦略特区は法にもとづく枠組みだが、その実施に個別省をこえた政治的判断と他分野の専門的判断が必要。諮問会議で有識者が議論する。この時に総理が立ちいるのは慎重であるべきだ。では諮問会議の議論がじゅくしほぼ成案をえた頃、閣議決定にむけた府省間の折衝がおきる。

この時期に内閣府、文科省などの折衝が活発となる。総理の指導力が活躍する時期である。ここで総理の意向が飛びだすのは自然である。前川元次官の第二回目の記者会見で文科省と内閣府との折衝、萩生田官房副長官をつうじた農水省との折衝の様子がうかがえた。まさしくこんな時期に総理の意向がでてもおかしくない。折衝の結果は閣議決定にのこる。これは国民にむけた透明性の担保でもある。よき政治をおこなうための総理の指導力はおおいに歓迎する。

さて二〇一八年四月に開学という総理の指示があったという。これが安倍陰謀論の証拠のように取りあげられた。それについて私がしってることをいう。

* 二〇一八年四月開学は無茶な要求でない
前川さん第二回目記者会見だとおもうが、この八月に大学設置審の教員審査がでるという。学生を受けいれる前、半年前には学部の敷地、建物、教員、職員がそろう。そこから来春の新入生受け入れの準備をはじめる。そのスケジュールに適合する事実である。文科省出身者の木曾氏が二〇一六年四月に加計学園の理事に就任してる。二年前から申請がうごきだすのは不思議でない。特区認定とは別に申請者が申請するのは国民の権利である。おそらく事前相談といった形ではじまってる。マスコミが問題にした十九文書の調査について文科省が三つは存否もふくめコメントしなかった。それは申請者(加計学園)の利益にかかわるというが、ここにこの申請の実態をうかがわせる事実があったかも。もう一つ私の推測を。大学における専門教育は二年ないし三年目からはじまる。いわゆる教養教育は既存の学部、組織にたよることも可能なはず。つまり専門教育は二年から三年の余裕があるはず。文科省担当者も申請者側もやるときまれば知恵をだしあって開設に努力する。だから二〇一八年四月はけっして無茶なスケジュールでないとおもう。さて結論である。

* 結論
国民のみなさん。ここまでのべてきた私の論旨に納得できましたか。その真贋を見きわめられたでしょうか。私は二〇一五年、石破 四条件のある閣議決定をつぶさによんでない。その前の重要な諮問会議ワーキンググループ会合議事録も。その一年後、これまた重要な議事録も、加計学園をみとめた二〇一六年の閣議決定もよんでない。だが加計学園をみとめた政府の判断を妥当とおもってる。この件について私は高橋洋一氏、福丸チャンネル氏、上念司氏などのユーチューブをみてかんがえた。そして自分の評価をもつにいたった。国民のみなさんにいう。

民主主義は信頼からはじまる。ユーチューブやネットにあらわれる信頼のおける意見、あ、私のブログもよんでください。そして政府がやったことが妥当かどうか自分で評価してください。

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