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加計学園、玉木さんのカケ [バカにされないクスリ]


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* はじめに
岡山の加計学園が愛媛県今治市に獣医学部を開設する。これを国家戦略特区の事業者に選定することにより二〇一八年四月の開設を目ざす。これにつき民進党の玉木雄一郎議員がいう。加計学園の設置者と安倍首相は親密な関係。安倍首相が圧力をくわえて手続を不当にゆがめた。それをしめす文章があるとうったえた。朝日新聞も一面におなじ内容を掲載した。民進党の蓮舫代表が内閣総辞職にあたいするという。

時あたかも国会で野党がはげしく抵抗するテロ等準備罪法案が衆議院通過のはこび。どうもキナくさい状況となった。テレビ、新聞の大勢は安倍たたきによってるらしい。でもユーチューブの世界はちがう。玉木さんの情報があふれた。

一、まず一般情報、獣医学部の開設はここ五十年以上、みとめられてない。何度も却下されてきた学部開設は愛媛県、今治市の悲願である。
二、二〇一二年に日本獣医師政治連盟から百万円の献金をうけた。
三、父は香川県の獣医師会の副会長。弟は獣医師である。
四、あたらしい学部開設には団体の意向をうけ組織的に反対してる。
五、彼の元秘書は日本テレビのプロデューサーの経歴、その夫はこの系列の制作会社会長。要するにマスコミと親密な関係をもち政治利用してる。

第三者の顔をして安倍政治を糾弾。その実は既得権益の代弁者が暴露。このおいしい話しにユーチューブが盛りあがる。玉木さんを罵倒してる。蓮舫氏にも二重国籍問題をむしかえしあざけり、おなじく民進党の高井崇志議員(岡山)がこの学部開設を強力に推進してたと、党のバラバラ振りを嘲笑してるようだ。朝日にたいする風当たりがつよいのは当然だが玉木さんと既得権のかかわりを報道しないと非難する。もはや真実はネットの世界だと意気軒昂。さて文書の真贋である。

公印、作成日時の不記載、情報源をあかさない態度、その真贋の立証を政府にもとめる身勝手さを非難する。ところがここにきておどろくべき情報。文科省の天下り問題で引責辞任した元次官が自分と名のりでた。この独特のキャラクターが主役、玉木さんをくいそうな状況だ。

* 玉木さんの言い分
玉木さんから反論があった。要するに法令にはんするようなことはない。ここで問題は閣議決定で国家戦略特区の事業者に選定される。そのため既存の学部とかさならないという条件があった。これを無視して強引にすすめてる。そこを問題にしてる。たまたま自分が獣医師会と関係があり、政治献金を受けとったことは問題の本質でない。さて私の感想である。

* 私の感想
蓮舫氏も朝日新聞もこれで内閣打倒を目ざしてるようだ。この多事多難の時節によくやる。ユーチューブでの憤慨もわかる。だが嘲笑、罵倒し馬鹿にして溜飲をさげて満足してるのはいただけない。ここから水をさすようなことをいう。皆さん、それほど頭がいいですか。私もふくめ国民の皆さんと玉木さんを比較する。東大出身の玉木さんがカシコ、国民はバカはあきらかでしょう。すこし丁寧に説明する。

一、政治家は利益の配分にかかわる。あやしげなこともあるが、そこは注意して法令違反をさければよい。玉木さんも安倍さん弾劾で法令違反はないと報道番組でみとめてる。閣議決定をゆがめたのが問題といってる。
二、民進党内部がバラバラという。彼は幹事長代理、蓮舫執行部の一員として安倍タタキに邁進するのは当然。政治家である。たとえ違法性がなく道義的責任でも内閣打倒を目ざす。
三、高井氏が推進をしてる。こまるのを承知で無視してる。執行部存亡の危機なら充分合理的。玉木さんは高井さんでない。両方が選挙におちるかもしれない。より自分の有利による。これも合理的。

これをみれが賢明な人が賢明な判断をしたとわかる。次にマスコミへの不満の声に付言。

四、マスコミの真実報道はその経営戦略の一つの柱、それより売れるほうが大切。よくいわれることをそのままいうが朝日は戦前、さんざん戦争をあおったが敗戦後、手の平をかえして平和路線。これあればこそ今の朝日がある。この戦略は合理的。ところで野党政治家の関係である。
五、この国では意見は異見の伝統がある。とにかく反対する野党、アラ探しがおいしい飯の種となるマスコミ。互いに互いを利用する価値がある。ならば都合のわるい情報はひかえるマスコミの忖度は合理的。こここまでのべて気づきませんか。

* 国民が馬鹿にされてる
国民がそれだけ馬鹿にされてるということ。もうすこし説明すればわかるかも。

一、政治は駆け引き。あやしげなものと、まともなものを仕分ける。これが肝なのだが、どうせ国民はわかるまい。そんな面倒なこと興味もない。玉木さんの本音がきこえるよう。
二、コトのよしあしをさておいて、手続きがおかしい、お友達がけしからん。あやしげな文書をふりまわせば国民は跳びつく。むずかしく複雑な本質論など国民には不要。この程度の国民だという声がきこえてきませんか。
さて結論である。

* 結論
国民はこれ以上馬鹿にされないよう仕事すべきだ。獣医学部の開設がよいことか、わるいことかを問いつづけることが国民の仕事。現状では文書の真贋、不当な圧力などに目をうばわれてる。野党政治家やマスコミをよろこばしてる。文書の真贋などはどうせ藪のなかに。よいかわるいかを追及するなかで考慮するべき。ちなみに私の当面の感想。

五十数年も獣医学部をみとめない。そのあいだにどれだけ社会がかわったか。リスクをとって開設する大学に文句をいうことか。そういえば何故、もう一つをみとめなかったか、つまり京都産業大はどうしたというかもしれない。反対を主張する根強い意見がある。この団体を悪のテロ集団あつかいはできない。国家戦略特区をおす政府部局と文科省のせめぎあいを調整。結論をだす。政府のお手並みを拝見。それがいいかわるかを判断するのが国民がやる仕事とおもう。

(おわり)

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