ホーマーと暗黒時代、簡略ギリシャ歴史

* 内容の 紹介
ギリシャの歴史を簡略に 紹介する。今回はホーマーと暗黒時代。
説明の男性が米語をはなす。よい教材である。
(Ancient Greek History - Homer and the Greek Dark Ages - 03、Historyden)

* ホーマーの都市は実在したか
今回はホーマーの伝説とギリシャの暗黒時代をあつかう。暗黒時代はマイシーニアンのギリシャの崩壊の後にはじまった。ホーマーについて。ホーマーがかたった都市が実在したか。十九世紀の晩期まで実在をうたがってた。ドイツ人、ハインリッヒ・シュリーマンがトルコで発掘をした。それによりトロイの存在があきらかとなった。またギリシャ本土の発掘で宮殿遺跡を発掘。ホーマーがかたった都市の特徴とおどろくほど一致することもわかった。これで都市の実在があきらかとなった。しかし別の疑問がうまれた。

* ホーマーの物語りは本当か
都市は実在。だがそこでおきた出来事はどうか。これはそのまま本当といえない。これらは口誦により後世に伝来した。その間に物語りは変形、誇張される。物語りそのままとはいえない。暗黒時代がいつからはじまったのか文字資料がないこともあり、あきらかでない。

* ホーマーは実在したか
次の疑問。ホーマーが本当にあの物語りをかいたか。これは物語りそのものが大事なので、たいした問題でないとおもう。

* 暗黒時代のはじまり
暗黒時代は紀元前千二百年または千百年にはじまり八百年までつついたとかんがえられる。そこでドーリア人の侵入が紀元前千百年から九百五十年の間にはじまった。ホーマーがかたった社会は紀元前千年から八百年。彼は暗黒時代の晩期にうまれた。

* 暗黒時代の意義とは
次に何故暗黒時代とよぶのか。一般には歴史は進歩する。だがこの時代はこれとちがう。鉄の時代がはじまった。そこで文字と都市が消滅した。これは文明の消滅である。無文字で非定住の生活。富をもたらす都市がない。人口も減少。だから暗黒時代。登場した鉄から鉄製品ができる。青銅に取ってかわった。古典時代ギリシャには武器は鉄製が普通となった。

* ドーリア人の流入
ドーリア人の侵入である。紀元前千百年から九百五十年にペロポネソスのどこかに到達した。伝説ではハーキュリーズがペロポネソスを保有してた。彼らはその子孫、それに由来する権利を主張した。これが侵入か移民か問題となるが現在は移民とかんがえられてる。

マイシーニア人が放棄した土地にはいってきた。スパルタや他の土地、ペロポネソスに移民した。方言の分布によりわかる。アテネ周辺にも存在してる。

(おわり)

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