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中国、独禁法で罰金 [前置きと例え]

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中国紙が、中国当局が独自動車大手、フォルクス・ワーゲン(VW)の中国合弁企業にたいし、独占禁止法違反で約300億円にのぼる罰金をかする見通しだと報じた。これには関連記事がある。トヨタ自動車など日系、欧米系の自動車関連企業にも当局の調査がおよんでいるという。どうも違和感のおおい話しである。

自由な経済市場が存在し、そこで市場原理にもとづく価格形成がそこなわれたという、事態にたいし、独禁法が適用される。失礼な話しと思うが、中国は2008年に独禁法が施行されたそうだ。独禁法を適用するほどの環境がととのってるだろうか。これらについて外資たたきとの報道もある。公正なものか。これで思いだす。レアアースの輸出規制は数年の審議の後、世界貿易機構において不当と認定された。自然保護を理由とする規制が正当なものとはみとめられなかった。日米欧の主張がとおり、中国がやぶれた。これには尖閣列島の領土問題にたいする日本側への圧力であると、ささやかれていた。中国に頼りきる姿勢に危険をかんじた、日米欧は調達の多角化をはかり、中国の輸出額が急減、大打撃をうけた。いったい誰が誰にいったのだろう。どうしてこんな政策がでてきたのか。それでまた思いだす。

中国、清朝の歴史をよんだ。ある皇帝がお付きに、驀進する列車に感動して、こんな巨大なものをどうやってとめるのかときいた。すると、お付きは、たくさんの力士がいてそれがよってたかって力まかせにとめる。そういったそうな。本当かなと思う。でも、皇帝はあやしいと思ったが、それ以上詮索しなかった。お付きも変なこといってると自覚はあったものの、とりあえずこれですました。その場がしのげればそれでよい。そんな事情を考えれば、あることと思う。独禁法のことも、レアアースのことも、どれだけ検討していたものか、疑問である。独禁法の罰金については、詳細な反論にたえるものか疑問である。で、感想である。

こんなことをしてるうちに、どんどん中国への信頼がなくなってゆく。10億をこえる人口と高齢化をむかえる中国の将来はけっして薔薇色でない。世界の信頼が減少することは、世界の同情が減少することと、ほぼ同義である。いつまでこんなことをやってるのか。そう思うが、偉い人とお付きの間にどんな議論があったのか、さっぱりわからない。で、結論である。

よくわららないことを詮索するのは、やめて、この国は、どう影響があるか。どう対処するかを考える。それに専念した方がよい。

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