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二大政党ができるか [バカにされないクスリ]


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* はじめに
現状の分析では、総定員、四百六十五のところ与党の自民、公明が三百。のこりが希望、立憲民主、維新、共産など、百六十五となるらしい。テレビで解説してた東国原英夫氏が選挙後に野党再編がおきて百をこえる与党対抗勢力が誕生するかもといった。私はこれはすごい二大政党制の誕生か、とおもった。だが無理、まとまるはずがという。小池旋風の登場の当初、安保法制維持、憲法改正の姿勢から、この道筋がみえるかと期待した。だが希望への民進党の合流、選別宣言、小池人気の低落、合流できなかった民進議員をあつめ枝野新党、意外な人気。まことにめまぐるしい変化。風よみ小池氏の安倍一強批判。ぐちゃぐちゃになった野党勢力が選挙後にまとまればとも。せめてそれぐらいの成果をだしてくれといいたいが、どうもそうでないようだ。

* 二大政党の可能性をさぐる、立憲民主党は
立憲民主党は政治的主張をとおした。日本人特有の判官びいきもあり勢力が予想外にのびるかも。だが政治評論家、田崎史郎氏は筋をとおしたようにみえる人たちといってる。事実彼らは前原氏のあっせんで希望の党に希望者全員がうつれるとの説明に万歳した。ところが小池氏の選別方針でやむえず転換して新党結成にむかった。万歳したことはだまって、はじめからイヤといったという人も。

* では希望への転身組は
ところで希望に転身した人たちの政策は。当初のきびしい小池選別なら、いったい党として公式に安保法制を否定してた。ほとんどうつれなかったはず。小池人気がおちて本音がきこえてきた。誓約書をだしたはずだが選挙民相手に憲法改正や安保法制反対を。また離党まで口に。おそらく元民進系が当選するだろう。そうなるともはや求心力をうしなった小池さんのいうことは。自分の嗅覚をたよりに政界再々編にいどむ。

* 野党の再々編の目論見は
ここで意気あがる立憲民主と話しあう。これうまくゆくか。望みうす。気まずいわかれからの再会。もともと政策を突きつめて後の分裂でない。政策はなんとなく共通していても不愉快な気分が優先するだろう。とても二大政党制の一つの対抗勢力とまでにまとまらない。さて私は日本は「一大政党制」だとおもう。

* 日本は一大政党制では
与党は常にに政権をにない人材を内部にもつ。派閥が多様な意見を反映し社会の変化に対応する。党内抗争をつうじ党代表をだす。野党は政権をになう気持はなく人材もすくない。与党批判のみを存在意義とする。これが日本の政治だとおもう。これでうまくいってた。うまくゆくとしんじてる国民がおおいかも。ところが民主党が自民党から政権をうばった。政権の交代を実現させたという意義はみとめるが二大政党制の実現ではなかった。ご存知のとおり政権運営の実力も実態もなかった。二〇一二年の安倍政権復活でたちまち株価上昇、経済指標が好転が事実をしめした。つまり日本は一大政党制だということ。

* 二大政党制がのぞましいが
私は二大政党制、安全保障や憲法観はほぼおなじだが経済や社会政策で特徴をもつ二つの党が国民の選択をきそう。これがのぞましいとおもってるが日本の一大政党制も国民の選択である。今回の選挙の結果では一大政党制の維持だろう。私はそれは馬鹿な国民の選択とひそかにおもってるが、それを馬鹿の選択と切りすてずもうすこしかんがえてみる。

* これでも一大政党制か
一、一大政党制は時代おくれ。追いつき追いこせという時代はとっくにすぎたがあいかわらず一大政党制である。先進国となり未知の世界に足を踏みこんでる。多様な意見を受けとめ時には先進的な政策をこころみる必要がある。一大政党制にある日本の現状といえば現状維持最優先の官僚、特に財務官僚のお膳立てに政治家がのっかってる。政府がマクロ経済の運営を主導すべきだが、そのマクロを理解しているとおもえない。デフレ脱却にくるしんでるのに緊縮財政、予算ベースでなく決算ベースでみれがわかる。また何かといえば増税を持ちだすという頓珍漢をつづけてる。財務省主導の予算づくりに対抗して将来の投資は国債発行と主張する別の与党候補がでてきてほしい。時代おくれの一大政党でいいのか。

二、野党が政策を批判する政党か。日本の野党は政治に不満をもつ国民の受け皿にすぎない。野党が与党の揚げ足をとってるところみて鬱憤をはらし与党や政府がこまってるのに喝采してる国民にサービスしてるだけ。選挙の落選をおそれ希望に万歳してうつろうとした。希望に選別されて新党にはしった。選挙後には将来の選挙をかんがえて野党再々編に知恵をしぼる。そんな野党がほんとうに政策批判ができるか。

三、そんなにおおくの野党議員が必要か。おそらく与党が三百、野党が百五十程度だろう。一大政党制で百五十の批判勢力が必要か。与党のやってることに文句をつけるだけ、けっして政権をになう実力も意欲もない。こんなにたくさんの政治家が必要か。

さて結論である。

* 結論
選挙の結果がまもなくでる。どんなものかをみて、私は馬鹿な国民がどれほどいるか、あるいはいないのかをみるつもりである。

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