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中国経済、妙佛さんの診断


* はじめに
妙佛(みゃうほう)さんは中国人ユーチューバー。博識をもって興味深い中国の事情をおしえてくれる。今回は中国政府が景気刺激にてんじたと次のようにおしえてくれる。

* 中国の借金経済
中国は景気がよさそうとおもってた日本人がおおい。だがそれは見かけだけ。そうよそおってる。この危なさは政府は承知、二年ほど前から借金をへらそうと引き締め策をやってる。

一つはデフォルトさせる。不良債権をもつ企業をつぶす。次であるが不良債権を庶民につけかえる。どういうことか。債権だから証券化し細分化して(高金利にして)うる。こうして不良債権を銀行から切りはなす。おなじように一部(不良債権をもつ分野)を別会社にして切りはんす(最後はつぶれるだろう)。つまり(優良債権だけをもつ)国有企業をのこす。

さらに不良債権がふえないようにする。(銀行が保証するといって)バンバンかしてたが、これは不良債権をふやす。だから保証をやめさせた。こうして借金経済からの脱却をはかってた。ところが、おそろしいことに米国がやってきた。

* 米中貿易戦争
米中貿易戦争である。二年ほどまえから、ゆるやかな引き締めをして経済を正常化に。だがこれで景気が急速に悪化かと、なった。この状況で企業をどんどんとデフォルトとやったら、全滅かも。これはすでに説明したが、(会社はたがいに保証仕あってるから)連鎖倒産してゆく。おおきなところが倒産、別の会社も倒産、海外でおおきな倒産が。これでは(どこをつぶし、どこをのこすなど)とてもコントロールできないと政府をおもった。で、何を。

* ゆるやかな引き締め策を放棄
ゆるやかな引き締めを放棄らしい。地方政府には地方債の発行を奨励。あるいは企業には減税をやる。中国は企業乱立、これが景気刺激となるか疑問。さらにおおきなのは。従来をこえるインフラ投資と。それは新幹線投資。従来も。これは採算のとれない路線がほとんど。というのは景気刺激が目標、儲けは度外視だった。当然、赤字、ところによれば電気代すらはらえない。それをおおくは借金で。鉄道は国策会社、まあもどってくるだろうとイヤイヤかしてた。で、利息がはらえない。なら、それもふくめて追い貸しと、なってる。だからこんな方法が。

中国の鉄道、たとえば北京の地下鉄。これはもうかってるので子会社にして株式上場、これでまとまった資金がはいる。でも、最後は赤字路線にきえてゆくだろう。このほかにも借金の方法がある。で、借金を。つまり金融引き締めをやってたのを、転換。景気刺激にと。それをやると外からみると、ほう景気がいいとなる。でも実情はこんなもの。日本は極めて健全、借金は悪とまで。適度の借金が理想だ。でも、日本みたいに心の豊かさという発想はわるくない。GDP偏重より私はすきという。さて感想である。

* 感想
彼 は立派な中国の知識人である。その見識は参考になる。彼の別のユーチューブもあわせていうと、中国政府は、銀行はつぶさない。で、貸し出し警戒の企業には庶民の金をあてにするという。シャドウ・バンキングとかネット上で個人と個人をつないで金融、というPtoPを。どちらも高利。日本では無理だろが中国ではそれに金を投資する人がいる。だから成りたつという。では結論である。

* 結論
株の専門家、安達誠司氏が、中国はもはやつんだ。スマホがプロダクトサイクルをおえる。それにたよる中国経済のこれ以上の発展はないと、喝破された。まことにみごとな見識である。中国は株式市場も不動産市場も凍結という。私は経済原理を無視した経済運営がいつまでつづくのかとおもってた。どうやら、その惨状があきらかになりそうだ。私は市場に神の声をきく。中国の傲慢さは神をおそれない、とおもう。どうですか国民の皆さん。そうおもいませんか。


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