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国民が馬鹿にされてるなあ [バカにされないクスリ]



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* はじめに
京都大学の藤井聡氏がラジオでいってた。訪日したトランプ大統領が対米赤字をいってはる。一九九〇年代にもおおいに問題となった。日本は内需拡大をつきつけられた。というわけで今回、試算した。

日銀がいってるインフレ率二パーセントを達成したら赤字がどれだけへるか、データをもとに計算、毎年1.2兆円、五年で六兆円。これで問題はほぼ解消する。ところで誰か このことをいったか。トランプさんもいわなかった。日本側もいわなかったようだ。たしか当時、米国は日本に四百兆円の公共投資をもとめ最終的に六百兆円。国内から文句をいわれながらやった。ここで藤井さんが吠える。どうして国民はこんなことをわすれるのか。というわけで考えてみた。

* 考えてみた
国民はわすれてない。はじめからしらない。馬鹿だから。もうすこし丁寧にいえば専門家にくらべればあきらかに無知。かしこい専門家はしってる。今はそんなこというべき状況じゃない。トランプさんもいってない。だからだまってよう。するとマスコミもいわない。だったら国民が何もいわないのは当然。私は国民は馬鹿にされてるとおもう。専門家や担当の役人なら当然しってる。デフレに日本で内需拡大が必要なのは当然。米国にまともにこたえる回答ともなる。だが国民がさわがないからだまっておこう。国の借金、実は政府の借金の額を問題に。将来にツケをと不安をあおる。

借金は何かをかう。何をかったか。借金そのものが罪でない。国債発行という借金がどう役だつたのか、あるいは役だつのかを評価しない。それを国民に説明しない。今回のように米国の要求にまともにこたえるのに役だつ。国民はいつまで馬鹿にされているのだろうかとおもう。さて藤井さんの話しをもう一つ。

* 外国人技能労働者の人権問題
これはいま人手不足の日本でふえてる外国人労働者にかんし人権問題があるので規制を厳格にするという話しである。藤井さんは人権問題を解決する必要はみとめるがそれよりこれについて安価な労働者受け入れ、その隠れ蓑になってることを問題にしてる。もっともである。経済評論家の三橋貴明氏が口を極めて非難してる。デフレの日本で日本人労働者の賃金をさげる方向にはたらく。将来の社会的問題、それへの公的負担の増大につながる。人手不足は資本主義の王道である労働者一人あたり生産性の向上で対応すべきという主張である。

この種の議論でマクロ経済の視点が欠如。不安すらおぼえる。制度が本来の趣旨からずれる。安易な拡大が社会的問題を引きおこす。それはかならず将来の公的負担の増大というかたちで国民にもどってくる。受け入れを増大させたいならその人数、本人と将来日本に呼びよせる家族、これらの人数の予測、学校、社会保険、社会問題などの負担増の予測など個別問題だけをみずマクロ経済の視点から評価し予測する。今の研究はすごい。たとえば私がよく引用させてもらってる計量経済学者の高橋洋一氏。彼ならたちまち試算をみせてくれるだろう。数字でその問題のおおきさがわかれば、私でも見当がつく。さて結論である。

* 結論
国民の皆さん、馬鹿にされつづけるのはやめましょう。

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