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新型肺炎、安倍総理の思い



* はじめに
新型肺炎は韓国で三千人をこえた、おどろくべき数字である。安倍総理が緊急記者会見で学校の休校をふくむさまざな対策を発表し国民の理解と協力をまとめた。これについて科学者の武田邦彦氏と評論家の須田慎一郎氏のyoutubeをみたので、紹介し私の思いをのべる。

* 武田氏は安倍会見を評価しない
科学者、武田氏は安倍総理の会見をまったく評価できないと。それは感染といってるがインフルエンザをひきつついうが、毎年、一千万人もの感染者をだし、その感染基準からも、現在の感染数二百二十六人は感染でない。なのに休校、大規模行事の自粛を要請、国民に多大の負担をしいる。その根拠がなく、唐突、納得できる説明でなかった。こんな大規模な休校、自粛は合理性がない。そもそも今回の拡散は安倍政権がはやくより検査を大規模、たとえば各県ごとに検査してればふせげたもの。大規模の検査がむずかしいというが、民間会社や、さらに拡散のすすんでない外国に依頼すればできた。それは医師の既得権とぶつかるからだろうが、失政といわざるをえない。というもの。私の思いである。

一、科学からみれば正論でありまったく反論はない。だが、である、
二、政治からみると、出来ないこと。といいたい。日本の政治は先例主義だ、未知の病気でワクチンがない。ここで目ざましい対策をうつ。たちまち国民に不安がひろがる。日本の政治家のとれる選択肢でない。この段階で大規模の検査は無理。

武田氏がかるくふれてた医師の既得権からも無理とおもう。医者の立場からいうが、医者は医療の全能者だった。ところがこの建前があやしくなってる。救急医療だが、救急車で医師の機能を一部おこなえるようになったときく。ところで今回に大規模検査を実施しようとすると、医師法による初回の治療は医師が患者に対面しておこなう。この原則がくずれる。これを医師がひそかにおそれる。

つまり患者が喉や鼻から検体をとり、医師を介在させず検査会社におくり、結果をしる。検査会社は毎日、十万単位の検査をこなす。この医療機会がうばわれ、医師の既得権がうばわれるとおそれる。さらに将来の不安だがコンピュータによるAI診断だ。近年の複雑な問診はむしろコンピュータのほうがという。将来、医師を代替する可能性がある。毎年おこなわれる健康診断だが診断の大半は検査会社の結果にもとづく。血液で癌が診断できるという話しもきいた。

大学入試で医学部は成功者のあかしだ。入学し医師になったら、まさに社会の重要人物である。こうなったのは自分の才能、努力による。なのにである。その既得権はねらわれ、すこしずつ、けずられてる。初回対面治療の原則が大規模検査でくずれる。あるい正当化の口実に今回が利用される、と医師がおそれてる。それを政治家はやるか。特にこの騒ぎのなか医師の献身的協力が必要なのに。世故たけた政治家はやらないだろう。

なお武田氏はPCRという精密検査でない簡易な検査のことをいっておられるとおもうが、それを各県の感染状況の把握につかえというのだろうが、この騒ぎで、できるのか。かりに陽性とでたとして本人に通知できるか。大量に心配する患者が病院に押しよせないか。では通知しないとしたら本人は納得するか。検査に協力してもらえるか。結論だが武田氏は科学者の正論だ。その意味で尊いが政治家の選択にはならない、とおもう。では須田氏の話しである。

* 須田氏は総理を一応評価、さらにいう
須田氏は総理を一応評価し、さらに取材から政府はあたらしい対応にむかってるという。水際対策でふせげなかった政府は国内での対策にうつる。重症化した患者の治療、症状から感染者を発見する。さらにクラスター対策に重点をおく。これには説明が必要だ。

新型肺炎はほとんど人から人にうつらない。だが例外があり、強力な感染能力者とそれの周囲の数人でクラスターをつくる。これが感染をひろめる、ということがわかってきた。だから厚労省は全国から三十名の専門家をあつめ対策チームを組織した。感染拡大が心配な北海道にすでに三人を派遣した。ちなみに今回の休校措置もこの考えがあったからという。これで感染の拡大を極力ふせぐ。それが今回の対策だと。では結論である。

* 結論
日本の政治は善くも悪くも既得権の馴れ合いから調和を見つける。ちまちました前例主義が横行し高い理想をかかげ問題に立ちむかう欧米流と好対照だ。随分ちがうとみえるが時間がたてば同じように。そんなこともある。イタリアの水際作戦は完全に失敗し六百五十五人。英仏も徐々に拡大、米も心配しはじめた。イランも二百七十人だ。どうやら世界中にひろがる。だったら政府に協力しませんか。国民の皆さん。

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