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日本の鯨、どこへ



* はじめに
新年なので希望のもてる話しを。昨年末に日本政府はIWC(国際捕鯨委員会)から脱退することを表明した。これで今年の七月には捕鯨が再開されるらしい。捕鯨の町、和歌山県大地町も歓迎し、それが地元の二階俊博自民党幹事長も記者会見で不退転の決意でやるといった。早速、反捕鯨団体のシーシェパードは反発をしめし、これで南極から日本の捕鯨を追いだしたといった。感想である。

* 感想
資源の適正管理という観点からは鯨は充分に回復してるというのが日本の立場。この地球にあるおおくの命の一つである鯨を、そのうちの一つの命にすぎない人間が特に尊いものと極めつける。私はこんな片よった主張が横行して捕鯨問題を蹂躙してきたとおもってる。何故これが今なのか、二階幹事長と安倍総理の関係があったのかもしれないが、今回の措置の詳細をみれば対象を日本の領海と排他的経済水域に限定し、さらに適切な捕獲枠をさだめておこなうと配慮をしめしてる。日本の文化の話しである。

日本人は鯨を縄文の昔よりたべてきた。鯨神社、鯨寺などが各地にのこってるように自然との調和を大切にする考えがでてる。鯨を食べつくすなど人間の都合だけを主張するような考えはない。今後の環境政策の基盤となりうる文化である。さて結論である。

* 結論
またおなじことをいうといわれるかも。国論を分裂させないとの配慮は日本の文化の特徴である。それが大切なものだが、外交ではそのまま通用しない。見当違いになる。世界に多様な考えがあることは民主主義の健全な姿である。統一しなければならない時にのみ多数意見できめればよい。多様な考えが平和に並立る姿はわるくない。今回の政府の措置を私は支持する。だが科学者の武田邦彦氏の意見をよくきいてほしい。

彼も政府を支持するが、これまで日本がその立場を世界に充分発信してきたか疑問をていする。鯨学界をつくり、日本の鯨文化を説明し鯨の現有量の調査と将来予測をだす。捕鯨再開には米国のペンス副大統領演説のような堂々たるものをだしてほしいといった。どうですか国民の皆さん。私も世界の人々に自分たちの考えを説明する。それだけのことをやってほしいとおもう。


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