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お金の話し、第十回、インフレとは [バカにされないクスリ]

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* はじめに
投資会社社長の瀧本憲治氏が経済評論家、三橋貴明氏にお金のことをきくユーチューブを取りあげる。対談形式で展開するので、ひたすらその筋をおい最後に私の感想をのべる。
(お金とは何か、インフレになるのは何時か、三橋貴明氏に教わる 第八回、takimoto kenji、2017/05/23 に公開)

* まずデフレの謎解きを
では、引きつづきインフレの話しを。約二十年間デフレがづいています。で、そもそもインフレとは何かから。はい。わかりやすくするため、その反対のデフレから話しを。ほう。デフレは異常事態。だが二十年もつづいて常態化してるが、やはり異常。デフレが何故おきるか。はい。これは比較的簡単。へえ。私たちがバブルにおどって金融の世界で。キャピタルゲインをねらう。はい、インカムゲインでなく。そう、このキャピタルゲイン目的で皆んなが借金して土地などをかう。はい。皆んながかうから値段があがる。

* バブルのはじまり
ほかの人がまたかう。またあがる。はあ、今のビットコインみたいですね。ああ、そう、中国のお金がはいってバブル化してるみたい。うん、歴史上はじめてのチューリップのバブルとおなじで。そう。皆んなかって価格があがる。またかう。またあがる。このプロセスにはいってしまうと、バブルへ。はい。たとえばゴルフ会員権。へえ。一九九一年、日本のゴルフ会員権は全国平均が四千二百万円。ほう。ところでビートたけしさん。あの方は二億円。はあ。それが。今は百万円。はい。たまたまビートたけしのも百万円。はい。

* ビートたけし、二億円ゴルフ会員権が百万円
ただね、ビートたけしは貯金でかったとおもう。へっ。だからダメージがない。はあ。問題は借金してかった人。四千二百万円が百万円になったら借金だけのこる。要はその人の貸借対照表がくずれて債務超過の状態。借方の資産がほぼゼロになって貸方の借金がのこる。これでどうするか。ううん。所得から借金をかえしはじめる。これがバブル崩壊後のデフレのはじまり。へえ。さらにバブルがくずれ不景気にはいる。はい。となると皆んな守りにはいる。ふうん、ココロが守りに。するとどんどん貯金に。ふやしてふやしてゆく。国民が不安から。はあ。

* バブル崩壊からデフレに
そう、それが問題。日本国民の銀行預金、一人当たり貯蓄額が米国の二倍に。へえっ。人口は米が三倍、総額でない。で、一人当たりでは断然世界第一位。それだけお金をつかわない。ふむ。というわけで我々がバブル崩壊後に借金返済、貯金にはしることは。ほう。その反対に消費や投資がへってるということ。はい。要は、消費や投資をしないで銀行預金、借金返してるという意味。へえ。これがデフレ、需要不足のはじまり。なるほど。その状況で緊縮財政にはしってゆくと、ただでさえひえてる消費や投資が激減する。

* デフレは需要不足、消費、投資不足、GDP不足
消費税増税で消費をつぶす。政府の公共事業削減で投資をつぶす。消費や投資のパイをどんどんちいさくする。その消費や投資の合計のことがGDP。はあ。ということはデフレとはGDPの不足ということ。別名は総需要の不足。ふうん。この図(インフレギャップとデフレギャップ)をみる。はい。本来の供給能力(潜在GDP)と総需要(名目GDP)をくらべる。はい。たとえると我々が百の供給能力がある。はい。ところが総需要がたりない。つくれないわけでないのに需要が。だからすぐたたきうり。価格暴落。はい。この前のテレビの話しを。へえ。スーパーでもやし一袋十円でうってる。はあ。目玉商品がほしいスーパーが生産者に圧力。はあ、まさか十円では。三十円くらいで納入させる。へえ。これで生産者がくるしむ。さらにその向こう側でも。ツケがおよぶ。つまりこの状態が伝播してゆく。競争激化と価格の下落。ふむ。クリーニング屋さん、ワイシャツが百円きってる。へえ。

* デフレ、街の景色、究極のブラック化
この分野、大手が進出し競争激化。地元クリーニング屋さんと熾烈な戦い。ううむ。そう、髪切りもやすくなりましたね。そう、すべてのモノやサービスの価格がさがる。ここに問題。価格がさがることにより生産者が打撃をうける。はい。ぜつたいもやしの生産者は貧乏になる。するとお金をつかわない。はい。だからモノやサービスの価格がさがる。ふうむ。この循環がえんえんとつづく。これがデフレ。はい。日本のデフレはいきつくところまでいってる。あらゆる 業界がブラック化してる。ふう。あらゆるもの。価格がやすく、しかも品質はたかく。はあ。こんなむちゃくちゃなことをやってた。はい、こんなやすくてサービスのいい国ってないです。

* 低価格、高品質サービスの典型、宅急便
特に宅急便、六百、七百円で全国配達。翌日、時間指定でとどく。こんな国はない。ふうん。さらにただみたいな値段で当日配達をやってる。うん、私はあれを否定しないが、ちゃんとお金をとれと。はい。高品質、低価格化が全国に、国民は総ブラック化。はい。これが今の日本の状況。へええ。デフレの問題は大変。取りあえず国民が貧困化。はあ。どれぐらい貧困化したかというと一九九七年、橋本内閣の時をピークとして、実質賃金がマイナス十五パーセント。

* 実質賃金が十五パーセント減
へええ、給料が。そう、名目でない。つまりその分モノやサービスがかえなくなった。はあ。物価がさがるだけ。名目が一定なら。実質はあがるから貧困化してない。はい。実際は逆の方向にいった。これが貧困化。さらに防衛費がふえない。えっ、ああ対GDP比率か。そう、GDPがまったくのびない。なら防衛費もふえない。なるほど。安全保障がたいへんになった。さらに交通インフラ、水道、下水道がぼろぼろ。さらに科学技術。これが一番かなしい。 政府のこの予算に財務省がシーリングをかけた。

* やせほそる社会インフラ、安全保障、科学技術
へえ。これは上限をもうける。前年よりさげろと。へえ。どんどんさがってゆく。ええ、技術は先生がいってる資本主義の三要素にありますよね。すると日本の論文数が激減。あたりまえ。ううん。これだけお金をつかってないから。はあ。もう日本は技術大国ではない。中国にぬかれてます。ええっ、くらくなってきますね。さらにもっと大変な問題が。はあ。実質賃金が十五パーセントさがった。わかい世代が結婚しなくなった。結婚できなくなった。はい。人口問題ははじまりはちがうが、もはやデフレが原因。

* ながびくデフレが結婚を阻害し人口をへらす
ほう、デフレが人口をへらす。といことはデフレは人災ですか。はい、かんぜんに人災です。特に財務省の人災。ふむ。最終的にどうなるか。はい。需要がないと私たちはモノやサービスをつくらない。すると結果的につくる力がうしなわれる。ええっ。今、生産についてる人もやがて退場。すると、もうつくらないからその技術、経験を継承できない。へえ。発展途上国に地震。救援隊をおくる。それは発展途上国に技術がないから外国に助けをもとめる。このままだと日本もにた状況になる。へえ。世界一の純資産国という。お金はあるが技術がない状況に。へえ。このままだと大変な状況になるでしょうね。これがデフレの究極の姿。ふむ、我々はその先をどうみればいいのですか。

* このデフレを抜けだす道があるのか
で、この時期にデフレから脱却してインフレになる可能性がおきようとしてる。へええ、あかるいきざしがあるのですか。はい。こんなことがおきるとは私もおもわなかった。はあ、皆さんしってますか。今の失業率。どんどんさがって三パーセントをきった。ほう、完全雇用。いや、それは2.3パーセントと。ほう。日本銀行風にいえばまださがってるとの状況。ふん。で、有効求人倍率が1.43。これは職をえらばなかったら百パーセント就職できる。ふむ。

* デフレでも雇用条件が劇的に改善
もっとすごいのが正規社員の有効求人倍率が一に近づいてる。これは歴史上はじめて。へえ。二〇〇一年この倍率が0.4をきった。はあ。リーマンショック後に。はあ。派遣になってた。論理的に正規社員になりたかったら全員なれる。ほう。へえ。何故こうなったか。はい。このシリーズでいってたように人口構造の変化。はい。総人口はほとんどかわってない。おそらく0.2パーセントほどのへりよう。でも生産年齢人口、十五歳から六十四歳までの人口がどんどんへってる。これと全人口との比率がバブル時代が七十パーセントだったものが、今、六十一パーセントになった。

* 人口構造の変化がインフレに近づける
まもなく六十パーセントをきるだろう。すると何がおきるか。はい。するとこの図の左。インフレギャップが。はあ、でも需要がふえたのでなく供給がへっただけ。でもこれはいい、わるいの問題でない。バブルの後にデフレになった。これも供給がのびたわけでなく需要がへったから。要はバランスの問題。はい、でも日本は頑張るから、どうしても供給がふえる。うん、そういう民族性。だからバブル崩壊後にこんなにながいデフレがつづいた。ブラック化した産業ではたらいた人は死にもの狂いではたらいた。で、懸命にはたらいてもなかなか給料がもらえない。これがデフレの悲惨なところだが。デフレだと人余りでそうなる。ふうん。

で、今、人口構造の変化によりインフレギャップ化しようとしてる。今からがチャンスですよ。はい。団塊の世代といわる方々。彼らが労働市場からひいてゆく。まあ七十歳ぐらい。人口の瘤といわれた集団。で、あらたにそれにかわる人口がはいってくるわけでない。だからぜったい人手不足になる。 一部の 産業では超人出不足。はい。で、ギブアップした。これはわるいことでない。人件費を引きあげるとか、過剰サービスをへらすというかたちで対応がはじまってる。

* インフレ化への道はもうはじまってる
いつからインフレになりますかと。ほう。もうはじまってる。はい。もちろん、全体の物価上昇はゼロ。はい。で、まったくデフレ脱却できてない。で、これは安倍政権のせい。へえ。緊縮財政のせい。それはそれとして人手不足がはじまってる。過剰サービスの提供はもうやめる。はい。だってコンビニで二十四時間営業は。もうやめると。ふえてる。はい、あとすき家とかの牛丼チェーン。もともと過剰サービスをやすく提供しすぎた。

あれがただしい方向。でも牛丼、コンビニも値段はかわってないとおもう。サービスの品質をさげて値段は一定。これは実質的なインフレだ。はい、価格面ではあらわれてないけれど。そう、あげなくてはと。でも皆んなこわくてできない。だから数量面でおとしてる。ふうん。ポテトティップスの中身がへったという話しも。ほう、今はそういう段階。そう。はじまってる。じゃあ金利があがったりとかは。本当のインフレの状況はいつぐらいから。それには何が必要かというと。

* 本格的にインフレがはじまる条件とは
これは継続的にインフレギャップがつづくことがぜったいに必要。ふうん。一年では駄目ってこと。ほう。インフレギャップを生産性向上によってうめる。そして一人当たりの生産量をふやす。こうしてうめる。すると皆んなの実質賃金があがる。これが三年くらいつづくと。適合性期待形成、これは今までこうだったから将来もそうという気持、これがうまれる。ふうん。日本人にこの傾向がつよい。それを日本銀行が証明してくれた。ふうん。

* 本格化にはもうすこし時間が
昨年八月に。これ本当。へえ、ということは実質賃金の上昇が三年くらいつづくと期待が形成されるということ。そう、これからもつづくだろうとおもいはじめる。なるほど、なら皆んながお金をつかいはじめますか。そう、するとまたインフレギャップがうまれる。生産性向上でうめたのにまたインフレギャップがうまれる。ほう、じゃあ本格的インフレギャップがうまれるのにはあと三年以上と。厳密には実質賃金の向上がはじまってから。はあ。三年ぐらいかかる。そうならないと私たちは消費をふやそうとは。へえ、しない。はい、でもその前に消費税増税があるかも。

* 消費増税、緊縮財政が気がかり
それやると消費はどんとおちるだろう。ふうん。だから今、日本は政府の緊縮財政によるデフレ圧力と人口構造の変化によるインフレ圧力がせめぎあってる。すぎたことだが安倍政権が消費税増税をやってなかったらとっくにインフレになってた。ええと、二〇一四年四月だったですね。あれがなければ。はい。あの時はじわじわきてる感じがしましたが。世界の経済成長においつこうとしてた。消費増税で翌年はすとんとおちた。

* 生産性向上への取り組み
話しをもどして、人口構造の変化によりものすごいインフレ圧力がきてる。ふうん。これへの対応は生産性向上以外にありえない。まあ最初はサービスの品質をさげる。これもあるが限界に。はい。今はその段階という。うん、で、値段をあげなくてはとなる。だから生産性向上。はい。これはとにかく必要。でもほかに。うん、政府の緊縮財政路線をあらためられるか。はい。前回はなしたPB目標。これがあるから消費税増税やらざるをえなかった。あれを撤廃して政府みずから生産性向上の投資をやりましょう。

交通インフラの整備とか技術開発の投資とかをはじめたらあっという間にインフレに。それでも二、三年はかかるだろう。ふうん。何故なら私たち国民が自信をもてないから。だって二十年間も給料がさがりつづけた。はい、そうですね。今の二十代はデフレしかしらないでしょう。瀧本さんは。四十五歳。バブルは十七、十八歳。ではデフレにつかってない。バブルで、あの頃世間はふわふわと。価値観の多様化とか。で、あの頃の状況がつづいたら東京湾の埋め立てができてた。

* バブル期のインフラ整備の遺産
ふうん。かんがえてみてください。東京都庁、アクアライイン、関西国際空港、四国連絡橋。はい。これらはバブルの時代につくった。あの頃のインフラ投資がなかったらすごいみじめな生活をしてた。へえ、バブル時の投資があったからここまで快適な生活ができたと。そう、あれがない状況でデフレに突入してたらとてもみじめだったでしょうね。へええ。だって四国には船でなければいけない状況だったろう。ふむ。だからインフラ投資がわるかったわけではない。土地の投機があったから。あれなしで。でも今からでも間にあう。ふん。人手不足だから。

まあお金はだすけど相当の人手不足だから。まずぜったいに労務単価があがる。でもそれだけではぜんぜん追いつかない。ふむ。ドローン、ロボットあるいは自動施工、これは建機が自動で施工する。これらをどんどん投入することにより日本が理想的な経済成長の循環にはいれる。そのチャンスではある。うん、それを阻害する要因もありますね。それをはねつけていってほしいですね。

* 阻害要因、緊縮財政、外国人労働者
で、おおきく二つある。一つ目は安倍政権の緊縮財政。これは転換するかも。六月になればわかるでしょう。ええ、それはどういうこと。骨太方針の閣議決定。へえ。そこにPB目標があればアウト。ほう。でもきえるかも。今、そのせめぎあいがつづいてる。

二つ目はインフレギャップの埋め方。はい。単純労働者がすごくたりない。それを外国人労働者でうめるとやったら駄目。それでなく生産性向上のための技術投資をがんがんやる。ええと、三橋さんがいってたコンビニの無人レジ、完全自動レジ。そう、あれはいい。籠にいれるだけでぴっと計算してくれる。へえ、籠にいれる時ですか。だが電子タグをつかのも。そっちはまだ四年ぐらいかかる。ただそっちはローソンだけでなく、ファミリマート、セブンイレブンなど大手五社が二千億枚をつかおうと。すると日本国内のすべての商品の全部に張りつけられる。そうするとたぶん単価一円をきる。ふうん。そうなるとわが国のコンビニのレジに人がいなくなる。ふむ。まあ万引対策はあるでしょうが。はい、はらうのもカード化されますね。はい。うん、プリペイドでもいい。はい。今、東京のコンビニがすごい。国籍が多様化してるから。うう、あれは外国人留学生。そんなことやらないで完全自動化でやればよい。はい。そうなら皆んな生産性があがってもうかるようになる。消費もそれつかえと。まあ三年ぐらいかかるだろうが。ふん。今の日本はわかりやすい状況。はい。

* やはりインフレになる、だからその準備を
だからインフレになるか、ならないかといわれたら。なると。ぜったいになると。はい。うん実際にサービスの品質をさげるかたちで目にみえてわかってきた。はい。これが循環してゆくかたちになると三、四年ぐらいかかるのではないか。はあ。我々は二十年、デフレだった。では金利はどうなるのですか。

* 銀行の金利はまだあがらない、投資のチャンス
それは銀行がインフレになると確信したら金利はあがる。ふうん。でないと銀行が損をする。はい。今、十年物の国債の金利はゼロ。そう。プレミアムついても0.4から0.5パーセントでしょう。だから銀行はインフレになるとはかんがえてない。へえ。日本人は 適合性期待形成をやる。はい。だから将来予測はあんまりやらない。へえ。今までこうだったから将来もそうとかんがえる。ふうん。たぶんインフレ率が一パーセントあるいは二パーセントで三年間つづく。すると金利はあがりはじめる。なるほど、三年ぐらいかかると。そう。つまり当面は銀行はインフレが確信できず金利をあげてこない。はい。今あげたら他行との競争にまける。はい。じゃあこの三年間が。はい、設備投資をやる人はラッキーです。ふうん、長期で固定金利でくんでかりる。それで人手不足をおぎなう設備投資をおこなう。

* 極度の人手不足にそなえよ
需要があるが、こっちの供給が追いつくのがたいへん。はい。非常にもうかる。金利はゼロ。で、今、人が大事。はい。人手を確保するのは今がラストチャンス。へえ。何故かというと大手は人の囲い込みをはじめてる。すると中小の人手不足はひどいものに。だから中小企業の経営者の皆さんがこの番組をみてられる。そうならどんなにたよりない人、ゆとり世代の人であっても、そだてなければいけない。これからはいないよりましという時代が。ほう。くるでしょう。若い人にとっては有利な時代。今の若い人は幸運だとおもう。はい。大事にされる。という時代がはじまってるのだけど、これは日本が世界ではじめて直面すること。人類がはじめて経験すること。デフレで少子高齢化で人手不足。というわけのわからない時代になる。でも希望がわきました。ありがとうございます。

(本文おわり)

* 感想
一、日本はバブル崩壊、ながいデフレに突入してる。デフレ下に政府は増税、公共投資削減などの愚策を実施した。生産者は低価格、高品質なモノやサービスを提供するという死に物狂いの努力をしいられた。実質賃金がさがりつづけ社会インフラがぼろぼろになり国民は総ブラック化した。ところが人口構造の少子高齢化が労働人口比率の急速な低下からきびしい人手不足の時代がはじまった。これを奇貨として技術による生産性向上をはかりデフレ脱却、理想的な経済成長の軌道にのるチャンスがおとづれている。これが三橋氏のいいたいこととおもう。

二、デフレで少子高齢化で人手不足。これは人類で日本人がはじめて経験することと三橋氏がいってる。巷間には道徳や家計で経済を論じる俗論が横行してるなか同氏のたかい見識にあらためて敬意をひょうしたい。

三、ところで三橋氏は日本のデフレを人災とよび、それは財務省だといってる。これはどうだろうか。私の率直な考えをのべさせていただく。財務省はデフレからの脱却に成功せず未知の問題にひるんでる。PB目標を棚上げするほどの大胆な政策よりむしろ従来路線に安住してる。安倍政権に盾つこうとしてるわけでない。まして外国勢力の陰謀にうごかされてるわけでもない。要は自己保身である。

自己保身の王道は自分からはうごかない。責任の目はうごく人間にきびしく、うごかない人間にやさしい。従来路線をつくってきた先輩の批判は自分の天下りをあやうくする。彼らは聡明で世間の動きをいつもみてる。自分でない誰かがうごきだしたら、また世間がかわったら。その時、従来路線の転換が自分の責任をとわないと見きわめたら、かわる。こうおもう。

(おわり)

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