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お金の話し、第六回、AIとBI [バカにされないクスリ]

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* はじめに
投資会社社長の瀧本憲治氏が経済評論家、三橋貴明氏にお金のことをきくユーチューブを取りあげる。対談形式で展開するので、ひたすらその筋をおい最後に私の感想をのべる。
(お金とは何か、AIとBI、労働と資本、三橋貴明氏に教わる 第四回)、takimoto kenji、2017/04/17 に公開)

* まずスーパーコンピュータがもたらすもの
最近、AIとかBIとかシンギュラリティとかいいます。今回はその説明を。はい、では。シンギュラリティとは日本語で技術的特異点。米国の未来学者なのでしょ、シンセサイザーを発明したり。レイモンド・カーツワイル(Raymond Kurzweil)いう人がいいだした。あの、話しがかわる。ムーアの法則をしってるか。はあ、名前くらい。これはたしかインテルのムーア。半導体の集積度とかコンピュータの速度が一年半で倍増。指数関数的に急上昇、ふうん。これだけ急上昇。はい。AIの、これはAGI、汎用人工知能(artificial general intelligence)。こういうのが発達しコンピュータの速度があがってゆくと二〇四五年までに人類の人口、 六十億の知能をすべてあつめてもこの一台のAGIにかなわない。その時期がシンギュラリティという。ふうん。これはある意味で必然。スーパーコンピュータだいたい十京、浮動小数点計算を一秒間にできる。京は兆の四桁上の数字単位。

* 人類の知能を凌駕するAI、シンギュラリティの時代
これが百京回も計算できるまですすむといわれてる。人間はこんなことができない。計算速度が全然ちがう。さらに記憶容量も。ハードディスクを積みあげれば事実上はほぼ無限に。そうなると二〇四五年までに人類がすべて束になっても一台のAGIにかてないという。まあそんな時代に。これが技術的特異点なんだけど。はい。もう一つ大切なことが。

* 人類のかわりにはたらいてくれる
AGIが自分よりすぐれたAGIを開発できるような。うん、そうなる。AGIが無限に。AGIの知能があがってゆく。ふうん、ターミネイタの世界。これが本当のシンギュラリティ。じゃないか。ふうん。このシンギュラリティがくると何がおきるか。ふん。人間の仕事のおおくがなくなる。人間がやらなくてもロボットやドローン、マニュピレータ、AIとか。それを組みあわせて人間のかわりにやってゆく。そんな時代が。

* 人間は何をするか、技術的失業者が
そうなったら人間は何をやればいいのか。ふん。はたらきたくてもはたらけない。これ重大な問題で。第一次産業革命の英国、綿製品の生産性向上のための。最終的には蒸気機関。はい。機械化することにより失業者がでると。はい。これは技術的失業者という。はい、機織物の機械をこわしたり。そうそう。ラッダイト運動とか。はい、教科書に。要は機械に仕事をうばわれると。工場の機械をこわしてゆくという運動がおきたほどで。はい。技術的失業者という。はい。

今でいうとネットショップ、オンラインで巨大な書店ができた。ああ、頭文字がAの。そう、あれで町の書店がつぶれていってる。ううん、私の出身地の書店も。すると書店員さんが失業。これは完全な技術的失業。こういう技術の発展によりでてくる。うん。勿論、失業した人が転職してあたらしい職につけば社会的な問題は。はい、ところがAGI、ロボット、ドローンが人間を 代替してゆく。こうなると人間は他の職につけない。 ふうん。すると飢えじにする人も。人間はご飯をたべないと。はい。そのためには所得をかせがなければ。はい。所得のためにはたらいてた。はい。はたらく場がきえてゆく。はい。で、他にあたらしい職がうまれるわけでない。ふうん。今までの産業革命とはちがう。へえ、ではどうなる。はい、するとこのBIが。ああ。

* BIの所得保障の考えはどこからきたか
で、ベーシックインカムという話し。ほう。でも今いわれてるAIとかBIとか。そんなシンプルなものでない。ほう。では、その説明を。さっき所得をかせがなくてはといった。はい。所得とお金はちがう。これわかりますか。ええ。

* そもそも所得はどうしてえるのか
所得をかせぐのと、お金をかせぐのは必ずしもいっしょでない。はい。ふうん、通貨でもらわないとか。うん、そもそも所得とは我々がはたらいてモノやサービスを生産する。そして支払いをうけた時にうまれる。たとえばこんなシミュレーションをやる。

一、まず銀行からAさんが一万円をかりる。その一万円でBさんからリンゴをかう。その時Bさんに一万円の所得がうまれる。はい。リンゴを生産して一万円でうったから。はい。
二、で、Bさんがこの一万円でCさんからバナナをかった。するとCさんに一万円の所得がうまれる。
三、これでCさんがAさんからミカンをかって一万円をはらう。。するとAさんに一万円の所得がうまれる。こういうこと。はい。
四、Aさんは最後にもどってきた一万円を銀行にもどした。どうですか。はい。

一万円のお金で三万円の所得がうまれたということ。はい。三人がそれぞれ一万円づつの所得をえた。はい。普通の人は一万円のお金で一万円の所得とかんがえてしまう。へえ。そうじゃない。はたらいて生産して生産物にたいし支払われた時に所得がうまれる。このことを理解しなくては。はい。ということで所得がふえてゆく。はい。

では、こんな場合も。
一、Aさんが庄屋さん、豪農ですね。ここから米を一俵かりる。それでAさんはBさんに一俵をわたしてリンゴをかう。はい。
二、それからBさんはCさんに米一俵をわたしてバナナをかう。
三、CさんはAさんに米一俵をわたしてミカンをかう。ふん。これをみて。
四、AさんにもBさんにもCさんにも所得がうまれてる。成程、でもお金でないでしょう。はい。で最後は庄屋さんに米一俵をかえした。というわけでお金と所得は必ずしも一致しない。

はい。で、こんな時代があったのか。はい。江戸時代、米本位制、厳密には半米本位制。小判があったから。でも武士の給料は米で。ふむ。だから二百石取りの旗本。ああ、加賀百万石と。そう、この石高で所得のおおきさ財産額をあらわした。実はこれは戦後ぐらいまでつづいたと。つまり米を通貨みたいに。ふむ。で、これは前提となる話し。では。はい。

* 生産し支出をうけた時に所得が、どんどんふえてゆく
つまりAさんはCさんにミカンをうって米一俵を手にいれたけど、その米で他の人に支払う。そうすると支払いをうけた人が所得をえる。こういう形で米でもお金でも何でもよいが生産と支出によって所得がどんどんとうまれてゆく。こういうのが経済だ。ふん、これが。そう、厳密にいえば名目経済。ふうん。で、今のパターンの経済がうまれたのが。それは産業革命。ふうん。

* 産業革命前の経済、土地にしばられた生産
産業革命の前の世界というと生産にとうじる資源は土地と労働。基本は農業。ふん。土地の上で労働して生産物がえられる。それを消費するという。こういうパターン。この時、生産性の向上は労働者一人当たりの生産の拡大。これは大変なこと。ふん、労力が。いや、土地がふえないと労働者をふやしても生産は。ふむ、まず開墾か。うん、開墾か侵略。ああ、成程。

というわけで産業革命前の戦争はほとんどが土地の奪いあい。ふむ、領土の奪いあい。そこで問題が。ここにに三橋国と瀧本国があって瀧本国がせめて三橋国から土地をうばった。瀧本国はやったと、でも三橋国はへってる。地球全体としてはかわりない。。ふん。ということで産業革命以前は労働者一人当たりの生産物がふえない。こういう状態が千年もつづいた。ふん。これの何が問題かというと労働者一人当たり生産物が労働者一人当たりの所得になるということ。ふん。
* 産業革命以降、生産性向上が容易に
生産性向上というのは。はい。労働者一人当たりの生産をふやすこと。すなわち一人当たり所得をふやすこと。そういった定義になってる。はい。革命以前の人々はゆたかになれなかった。はい。貯蓄ができなかった。ふうん。生存ぎりぎりの所得しかなかったから。ところが 産業革命以降。そこでは土地はたいしたものでない。生産にとうじるのは資本と労働と技術。はい、金と人と。ああ間違い、そこがおおくの人が間違うところ。

ああ、金でない。そう資本。これは生産活動に必要な固定資本のこと。ふうん。たとえばインフラストラクチャ、とか、建物とかあるいは工場、設備、運搬車両。ふん。生産活動に必要な固定資産をいう。それをとうじるためには、かう。だからお金が必要。だから資本がお金と。ここが間違い。ふうん、資本主義はお金主義でなくて。

* 資本主義の真髄、資本をふやして生産性向上
するどい指摘。その資本の上で我々がはたらいて生産活動をしてる。はい。私がここで話しをしてる。はい。これは生産活動。ふうん。高速道路とか車とかビルがなければ。できない活動。はい。これはあらゆるビジネスでそう。誰でも通勤。はい。そのために鉄道。はい。あるいはモノをはこぶ。だったら高速道路と大型トラックが必要。はい。そういう資本をとうじる。これが生産活動に。これが資本主義の真髄。はい。

ちなみに労働者をふやすという発想は資本主義にはない。ふむ。労働者でなく。資本だ。はい。簡単にいえば工場をーつつくればいい。最先端なものにする。そのためには技術がいる。はい。だから技術を向上させる。はい。だから資本と技術にお金をとうじて労働者一人当たりの生産物を。すなわち所得をふやす。これが資本主義。ふうん。ちなみにこれは豆知識だけど日本人は資本を間違えてるが投資も。投資というと株式投資というイメージ。ああ。資本を投資することが投資。
* 資本をつくる投資は公共投資、設備投資、住宅投資だけ
この動きがまさに生産活動に資本をとうじてること。これが投資。はい、成程。つまり投資には次の三つしかない。
一、公共投資
二、設備投資
三、住宅投資
これだけ。はい。住宅は消費とおもうかも。はい。ここのオフィスはちがう。消費じゃない。では個人住宅。これは今、住宅をかうこと。あるいは投資することで将来にわたって住居という便益をえるという考え。ふうん。投資のポイントは今、お金をつかうことにより将来の所得をえる。成程。インフラも工場も建物もそう。ただ投機用マンションは 別のこと。

だからGDPで投資とみとめられてるのはこの三つ。成程。株式投資ははいってない。ふうん。最近、ちょっと定義がかわった。へえ。投資のなかに技術もはいる。ほう。ふむ、技術投資。はい、そう。昨年十二月に。ほう、研究投資も。そう。今まで費用ということで処理されてた。へえ、投資。そう。

* 資本主義の特徴、資本を生産して生産性を向上
さて我々は今や 産業革命後の世界にいきてる。これのいいところは資本を生産できること。ほう、生産物として。そう。だから高速道路という資本を生産し車という資本を生産し運送サービス業が運送サービスという生産活動にとうじる。

生産性がぐっとあがる。ふうん。それは当然、人力であるいてはこんでも。ところが高速道路、大型トラックではこぶ。成程。で、大型トラックのドライバーさんの所得がぐっとあがる。ゆたかになる。成程。これが資本主義の本質なんだが。たぶん。はい。で、今後何がおきるか。たぶんこうなる。

* 第一次から第五次産業革命へ
この図(第一次産業革命から第五次産業革命)をみる。生産にとうじるものが資本と労働だったものが、第五次では労働が資本のなかにはいる。つまり労働が資本化する。ふうむ、何をいいたいかというと。今まで労働は人間がになってた。ところがこれからはロボットとかドローンとかAIが代替する。ほう。

資本家からみると労働は生産できるようになる。労働は資本で生産できる時代がやってくる。人間も資本家もできないが生産されたロボットはロボットを生産できる。それで生産されたロボットを資本としてまた生産活動にとうじる。これを繰りかえす。人間はいらなくなる。はい。こうして論理的には無限に生産を拡大できる。ああ、でも消費するのは誰。いい指摘。私たちははたらいて所得をえてそのお金で消費。はい。誰かがかってくれなければ生産してもしようがない。ふん。

* はたらけなくなった人間がどうして所得をえるか
この労働の資本化がはじまると人間は仕事につけなくなる。はたらかなくてもよくなるのでなく、はたらけなくなる。ふうん、はたらく場所がない。そう。じゃあ我々は所得をえられない。だから消費ができない。ふうん、経済が成りたたなくなる。はい。消費がなければ生産がおきなくなる。だから第五次では消費の部分が問題となってくる。皆んなはたらけないので誰が消費するのかと。ふうん。所得がないのに。うん、だからこれBI、ベーシックインカム(basic income)の登場。ところで別の考えもある。ほう。それはこう。シンギュラリティ、AIが発展、あるいは第五次が発展。これまで説明してきたようにデフレーションギャップが。これが無限に拡大。

* ベーシックインカムの登場、お金のいらない世界か
つまり資本化した労働をもつ資本。これが生産能力を無限に拡大してゆく。はい。ここで資源の 限界を無視する。すると総需要をはるかに上まわるハイパーデフレーションの世界になる。はい。そうなると最終的に、もしかしてお金が不要になるかも。ふうん。つまり私たちが何かほしいとおもう。ボタンをおす。すると勝手に生産してドローンがはこんでくれる。ほう。スーパーマーケットで買い物。籠のなかにどんどんほりこむ。そのままでてゆく。ふんん、いくらでも生産されてる。だからお金なんか必要ない。という世界になる。はあ。つまりただ。はい、その時には 電気もただ。核融合技術でエネルギーフリーの世界になってる。ううん、でも前の段階では、労働の資本化がおこなわれた段階なのでは。技術的失業の嵐でしょ。大パニックになってる。ううん。で、こっちの資本家さんもこまってる。ああ。だって買い手がいない。なのに何故、生産するのかと。だってどうやってもうける。ふん。

* 最低限の所得を保障
だからベーシックインカムだと。成程。要は最低限の所得は保証する。というようなアイデアが今でてるわけ。ベーシックインカム自体はミルトン・フリードマンがかんがえた。フリードマンのような規制緩和、自由主義をやってゆくと負け組がでる。ふん。負け組は所得がえられないから。飢えじにするから。ふん。ぜったい社会が不安定化するとか、はたらかない人々がでるとか。はたらきたくない人々も。そんな連中もほっておくとやっぱり飢えじに。そのために生活保障を。やったらどれくらいがかかるか。わからない。などなど。ふん。だから最低限の生活だけは保障する。ううん。

* 全国民に機械的に所得を分配
上の高所得者層からお金をとって自動的に分配する。ええ、全国民に。だから、負の所得税と。ふうん、もらえる所得税。はい、これだと機械的にやるだけだから生活保護の不正受給とかも。ふん。社会保障の無限拡大もなくなるでしょう。へえ。で、フリードマン的にはベーシックインカムで満足する連中はそれでいきてゆけ。でもそれでいやならちょっともうかるように設計されてた。はあ。そう。ついでにいっておく。

この話しの前提はまず年金廃止、失業手当廃止、公的医療廃止、ふむ、こっちのほうがきびしい。医療費も自己負担。ベーシックインカムしかもらってないと病気になればしんでしまう。でもそれも自己責任でしょうと。はあ、そんな発想。はい。

* ハイパーデフレーションで日銀がお金をどんどん発行
では話しをもどらせハイパーデフレーション。ならお金をどんどん発行。でもインフレにならない。どうですか。すばらしいつっこみ、フリードマンの考えは高所得者層からとる。そこを財源とするというもの。はい。だが瀧本理論では日銀にどんどんお金を発行させる。そういうベーシックインカムもある。はい。でも、ここで問題は。はあ。理想の状況を前提に説明するが、中央銀行とか銀行が国民のそれぞれの口座に毎月入金する。たとえば月三十万円を。はい。

これはつかっても、ためこんでもいい。はい。ただね、これは仕事をしたくない人々にとってハッピーかも。しかしここにかならず資本家という人たちがいる。つまり生産してる人たちが。うん。特権階級になるでしょう。ふうん彼らはとんでもない所得をかせぐ。何故なら労働も資本も生産可能ということはこの輪を無限にまわしてゆけば、無限に所得を拡大してゆける。ところが一般人はベーシックインカムをもらって消費してゆく。成程、蟻の家来と王様という感じ。はい。しかも政治は。なくならないでしょう。

* 資本家の強大な政治力が何をするか、民主主義は
ふん。ということで政治力というものもなくならない。はい。で、上の人びとは一般の人びとでない人びとは無限の政治力をもつだろう。ああ。こんな状況が民主主義か。成程。それが成立するのか。はい。今のトランプ政権はそれにたいするアンチテーゼ。ううん。今のアメリカをもっと極端にしたもの。資本家が我々ベーシックインカムを洗脳して。ふん。支配することに。ほう、独裁がはじまるということ。いや、独裁より貴族政社会。へえ。たとえば放送、民間が。そこの資本をもってる人びとがやりたいほうだい。ふむ、今も。だからもっとひどく。だからといって国営にしたらいいとは。はい。そうなら中国はどうか。中国共産党はどうか。国家が報道を支配してる。ひどい格差社会となってる。ぜつたいにそっちの方向にゆく。ううん。これはまずい。ふむ。そういう議論をしなければ。これに問題意識をもつ人びとがいる。

* イリジウムの世界とは
イリジウムという作品がある。これはシンギュラリティで人間はしなない。それは特権階級の人びと。別の衛星にすむ。地球上ではベーシックインカムの人びととそれもない奴隷の人びとが。消費する奴隷。へえ。消費する奴隷には医療サービスの恩恵はない。普通にしぬ。ふん。イリジウムではしなない。うつくしい緑の空間で人間がすむ。天国。地球はロボットと消費する奴隷のすむ社会。こんな社会となるのかな。成程ね。こうなるとどうなる。ふん、やはり不満をもつ。そう。上をしらなかったら不満はもたない。だが実際に地球人はしってる。あそこにゆけば自分たちはたすかる。病気になってもたすかる。だけど今はたすからない。ということ。だから密入国しようという物語りだ。ふうん。そういう方向にむかうというパターン。へえ。

* もっと究極の社会では
さらに話しはもっとすすんで、さっきいったようにハイパーデフレーション。どんどんすすむ。すると生産するモチベーションは。はあ。たぶん国家がやるという話しに。へえ。ふうん、そうすると三橋さんがいうビッグブラザーの世界、完成されたすばらしい社会主義の社会が。ううん、どうなるのか。ううん。ただ私のもってる懸念を。はい。今、AIとかBIという人びとは。あまりにも政治を無視して議論してると。ふむ、この話しを私はどうまとめて。いや、誰もわからないからまとめなくても。私がいいたいのは論理を追及してゆけばいくつかの可能性がみえる。それが人間にとってどういう意味があるのか。理想の社会になるのか、格差社会になるのかと。たんじゅんにAI、BIと議論する人びとには疑問をかんじると。どうもありがとうございました。

(本文おわり)

* 感想
一、コンピュータの発展がゆくつき今まさに驚異的生産技術がうまれる。人間がはたらかなくてもよい世界がうまれようとしてる。生産技術の代表としてのAIあたらしい社会をささえる分配システムとしてのBIが議論されてる。まるでSFの世界が出現するかのような議論がおこなわれてるが、そこでは強大な生産力と政治力をもつ資本家も出現する。この重要な問題の議論にあまり政治が登場してこないのに不安をかんじる。これが三橋氏のいいたいこととおもう。

二、この世界が二〇四五年頃にうまれると三橋氏はいう。はたしてそうか。私は日本人、まつもとゆきひろ氏が開発したルビーという言語でプログラムをつくった。文章の佼正を 支援するもので私には必須のものである。そのバージョンは1.9.3p392 である。

ところで最新のバージョンが公表される前にバグつぶしがおこなわれる。これは人間がやる。これを処理するプログラムが完成したとはきいてない。また新バージョンが発表された後でもバグつぶしはつづく。これも人間がみつけ、おこなう。言語開発で人間が関与しなければならない重要な分野である。このように認識してる私の感覚からは二〇四五年にそんな時代が出現するとはおもえない。率直な感想である。

三、私はこの議論をデフレ脱却にくるしむ日本への警鐘とうけとめた。実は、三橋氏の本意もそうでは。巨大な生産力をもつ社会の出現は夢物語でない。そんな時代に日本が活躍できる充分な能力もつ。しかし道徳的あるいは家計発想の経済論をぬけだせず、いまだにデフレにくるしむ日本経済。それへのそれとない警鐘とした。そうおもうが、どうだろう。

(おわり)

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