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加計学園、震える課長補佐 [バカにされないクスリ]



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* はじめに
産経がウェブ記事で参議院予算委員会の加計問題を取りあげた。政府は野党の追及をかわし逃げきった。その答弁には余裕すらかんじる。今国会の会期は終了する。このまま加計問題は森友問題とともににきえてゆく。そうこの記者はおもってるようだ。さてここで私なりの総括をしたい。

* 私の総括
高橋洋一氏によると文科省は正当性を期限内に説明すべきをやらず、内閣府との交渉にやぶれて従来の方針転換を余儀なくされた。つまり前川元文科次官のいうことは所詮は泣き言という。そして次の三つの文書をみれば、それがあきらかという。

一、二〇一五年六月の諮問会議ワーキンググループ会合の議事録
二、この後の同年同月の閣議決定
三、二〇一六年六月の諮問会議ワーキンググループ会合の議事録、である。

怪文書、個人メモ、甲論乙駁が入りみだれるこの問題だが私はこの高橋氏の説明がもっとも妥当とおもってる。さてそこで気がついたことをのべる。

* 諮問会議がえらいか閣議決定がえらいか
役人は諮問会議の有識者におそれいってるだろうか。否、閣議決定のほうである。二〇一五年の閣議決定に規制官庁、すなわち文科省に「規制改革を拒否する正当性を説明する挙証責任がある」との内容はなかった。二〇一五年のワーキンググループ会合では挙証責任が文科省と指摘されてたろうが、あえて反論することはなかった。有識者の意見である。あえてさわらない。一年後のワーキンググループ会合でわすれずに指摘された。で、動きだした。あわてたのかもしれない。そしてその十一月の閣議決定にむけた内閣府との交渉があった。そこでやぶれ新設のはこび。閣議決定は内閣の方針。大臣は義務をおう。それまでは有識者の意見。あえて無視してた。役人として不合理な判断ではない。では文科省内の担当課、専門教育課はどうしたか。まずあわてた。

ワーキンググループ会合をフォローするならせいぜい課長補佐あるいは課長であろう。五十二年の岩盤規制がかわるかもしれない。局長に説明、その指示もえて次官に説明する。この重大な情勢変化を以前から説明してたろうか。課長は叱責されたかも。課長補佐も恐縮したろう。その説明にいわゆる総理の意向がでる。私は専門教育課に同情的である。高橋氏のブログからたどってこの閣議決定をみた。三十枚の文書である。文科省関連でも研究や大学にかんする指摘が多数ある。そのなかに数行でこの獣医師学部が指摘されてた。さて次の話し。何故、五十二年間もみとめなかったのか。

* 五十二年の認可拒否、その闇
松野博一文科相が文章の再調査の記者会見で大学認可行政につき原則は自由に申請し認可する。だが獣医師の場合は農水省の需給見通しをもとめ認可してたと説明があった。文科省は獣医師の学部を所管するが獣医師を所管してない。何故、獣医師の需給見通しに左右されるのか。ここでさらに推理が必要となる。獣医師会の蔵内勇夫会長がメールマガジンで告白してた。今回、加計学園一校のみとできた。それは麻生財務相、ほかの大臣に頭をさげお願いした結果だという。今回の政治劇に麻生さんの顔はみえなかった。だが政治部の記者ならすぐピンときたのでないか。どうだろう。

獣医師学部卒業者と獣医師はぴたりと一致するものでない。だが文科省は五十二年間も農水相の横槍で新設できなかった。わざわざ大学の怒りをかい天下り先をへらしてまで頑張ることか。むしろ政界の大立者の名前をちらつかせて圧力をかけてくる農水省め。自分たちの陰にかくれてるとおもった。さらに推理がつづくが。

情勢はかわった。麻生さんも農水省も変わり身がはやい。堅実行政の文科省は悪者に仕たてられた。さてもう一度振りかえる。玉木さん、前川さんはユーチューブの動画では大悪人の扱い。だが彼らは行政がゆがめられたといった。私はそれは大袈裟すぎる。言いすぎ。ただそれだけでは。

ところで国民のみなさん、我々はこの政治劇の観客、舞台にたつ演者でない。そのセリフの真偽、出所などを判断できるか。たくみなセリフによわされてあらぬ方向に連れてゆかれるぞ。高橋さんがいうように公知の事実にもとづいて事態を理解し判断する。枝葉末節。そんなものにおどらされるな。こういいたい。さて結論である。

* 結論
この事件の立役者は女性の課長補佐らしい。三十歳という。この方の個人ファイルからいわゆる総理の意向がでてきた。こんな個人メモは削除して何が問題だったのか。不可解。文科省という巨大組織で前川さんがどうしてこの文書をピンポイントにもってたのか。もしかしたら、本当にもしかしたら、この課長補佐におくってくれといったのかも。もしかしたら今後の展開で事件の決着のためこの方が罪にとわれるかもしれない。この方がそんなにわるい人かなぁ。私はスタップ騒動、小保方さんの運命をかさねあわせてみる。やめてほしい。

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