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第二次カルタゴ戦争、序論(簡略ロ歴) [英語学習]

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* 内容の 紹介
第二次カルタゴ戦争の英雄、ハンニバルについて、何故ローマとの戦争でスペインでたたかいアルプス越えしたのかをかんがえる。
(Ancient Rome History - A preview of the Second Punic War - 32、Historyden)))

* 何故、ハンニバルがスペインからローマに攻めこんだのか
ここでは第二次カルタゴ戦争にはいる前にその序論をのべる。紀元前二一八年から二〇一年におきたこの戦争は歴史にのこる大戦争だった。ローマとその同盟都市は七十万の兵士を動員した。これに対抗するには巨大な力が必要だ。ところが歴史は一人の偉大な将軍、ハンニバルを用意した。彼が軍を引きいて戦争した。では何故、彼がこの戦争を遂行したのか。

* 軍事の天才、すぐれた父から実戦をまなぶ
彼のもつ軍事的能力は卓越してた。すぐれた訓練をうけた。九年間、もう一人の偉大な将軍であり父であるハミルカーのライベリア(リベリア)遠征に同行しまなんだ。父の死後は騎馬隊の隊長をつとめた。当時のカルタゴの政情である。

* 何故スペインでたたかったのか
本国のカルタゴにはローマとの平和をもとめる政治勢力が復活してた。ローマとたたかうには資金が必要だが本国から期待できない。だが父ハミルカーなどバカ家がスペインにもつ金銀鉱山の権益は資金源となる。ローマとの戦いは彼の個人的事業ともいえる。仮に本国元老院の協力があったとしてローマとたたかう。ではどこを攻略するのか。

シシリーは論外である。カルタゴには海軍力がない。かりに上陸してたたかってもその軍を維持する供給がつづかない。イタリアの南部についても海軍力の欠如という同様の理由で無理である。さらに信頼のおける同盟都市をみつけられるか。すでに征服されてローマの支配はながい。充分にローマ化してしまった。いずれにしても圧倒的海軍力のまえに海上における戦いには無理がある。では陸上、スペインでたたかうのか。

* 何故、アルプス越えをしたのか
これにも問題がある。彼が戦いでスペインに釘づけとなってる。そこでカルタゴ本土とその植民都市などをどうしてまもるのか。だがやや奇異にみえるがイタリア本土との戦いが適当といえる場合もある。ローマがこの対抗におわれ他にその軍事力を振りむけられない場合である。つまりローマの裏庭で戦いがつづきカルタゴ本土に軍事力を振りむける余裕がない。このような場合である。そのような戦略的な場所があるか。

ゴールズとの全面戦争のきっかけをつくったポー平原である。この戦いでゴールズがいまもローマをにくむ気持はつよい。そしてここにハンニバルが戦いの場所をえらんだ。ここであればローマ攻撃の拠点をきづくことができるかもしれない。こうしてハンニバルはカルタゴ本土をはなれアルプスをこえてイタリアにむかいポー平原におりてきた。歴史がしめすようにローマにはこの戦いは悪夢だった。ハンニバルをイタリアから追いだすため十万の兵をうしない二十年を必要とした。

(おわり)

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