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ホルクス・ワーゲン、ガソリン車まで不正 [脱原発]


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* はじめに
ユーチューブで経済評論家常念司氏がするどい指摘をしてた。以下はその概要である。

* ドイツ政府が公表、ひろがる不正
ホルクス・ワーゲンが窒素酸化物だけでなく二酸化炭素でも不正をおこなってたとドイツ政府が発表。9万8千台のガソリン車がふくまれるとみとめた。

不正の広がりがひどい。窒素酸化物から二酸化炭素、ディーゼル車からガソリン車、ホルクス・ワーゲンからアウディ、ポルシェまで。環境大国と自負、クリーンディーゼルだ。皮肉だがすごい技術力。不正にかける情熱がすごい。パリの大気汚染もペキンのもこれが原因か。ホルクス・ワーゲン本体への影響が心配。国有化もある大変な状況だ。ドイツの新聞がこれをアメリカの陰謀、トヨタが最大の受益者。日米陰謀論が登場。自らを反省する姿勢がとぼしい。ここで常念さんの指摘がするどい。

環境などですぐ原理主義にはしる。かんがえてることに実際がついてこない。ここでズルをする。

まったく同感、よくいってくれました。というところで、次は私の推測と結論である。

* メモリ上で違法性を確認したか
違法ソフトを確認したという。どのようにか、報道ではさだかでない。私の勉強したコンピュータの知識でいう。メモリ上に違法ソフトがあるといっても、それは32ビット程度を単位とした情報の塊にすぎない。人間がわかるようにしたとして、16進数の数字の羅列。そこからどのようなプログラムがかかれてたか、識別するのはほとんど不可能である。

だから当局がホルクス・ワーゲンの技術者を問いつめて白状させた。報道からそう判断せざるを得ない。つまり様々な客観的証拠をつきつけて、例えば試験時と実走時のあまりにひどい値の差などから、追いこんだのだろう。このことは、最初の不正も然り、今回のも然りである。このあたりからだんだん私の推理がはいってくる。

40倍の値の違いがあったから、あるいは今回の相当の値の差があったからホルクス・ワーゲンもみとめざるを得なかった。繰りかえすが、メモリ上の情報から当局が違法プログラムを検知して不正の証拠をにぎったわけであるまい。また推測がつづく。

* 他のメーカーも不正を
かりに不正ソフトを搭載してても、実走時の値がそれほどちがってなければ、メーカーは強気にでて、存在を頑強に否定する。かりに当局が不正でないものと、不正のソフトのメモリ上の情報量の差、当然不正のほうが情報量がおおきくなる。それだけで不正の証拠とするのはむずかしい。といって、人間がよめるプログラムの形に復元させるのは、不可能といえないが、むずかしい。そこで私の推論の結論である。

他のメーカーの実走時の違いが問題となってた。ディーゼルのすべてに不正があった。かくしきれないもののみが、不正をみとめた。日本のトヨタにせよ、マツダにせよ競争相手の手の内は充分に認識してた。つまり疑いの目でみてた。

* 困難に直面して環境至上主義にはしる
環境至上主義にはしったドイツがクリーンディーゼルなどと口ばしって不正にはしった。私はドイツの原発事情をしってこの環境至上主義をかんじた。風力や太陽光で必要エネルギーをまかなうのはあり得ない。冷静になれば今でもその破綻性がわかってる。それなのに政治の勢いでとまらない。真面目に取りくんでることはみとめるが、その将来につよい不安をかんじる。で、結論である。

* 結論
私はエネルギー問題で日本人は漸進主義を選択したといった。ドイツの真面目さはいいかえれば、無茶な理想に猪突猛進してる姿だ。もうすこし冷静になったほうがよい。今、ドイツの経済状態はあやうい領域にある。そんな余裕はないとおもう。

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