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COP21からどっちにゆく [脱原発]

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* パリで12月に開催
この12月に地球温暖化対策を話しあう国連の会議、COP21が開催された。同時多発テロでゆれるパリに厳戒態勢のもと世界の首脳があつまった。これまで先進国のみに義務をかしていたが、途上国をふくむ世界が温暖化ガスの取りくむという内容だった。ただし、削減は各国が提出した目標にむかって削減に努力し、それを5年ごとに見なおすというものとなった。

これを、全世界が一緒になって削減に努力する。画期的と評価する声がある。さてわたしの感想である。

* 感想
** 寒冷化は一言も、当然か
寒冷化については一言もいってない。当然のことか。しかし、メソポタミア文明、インダス文明、エジプト文明の発生が地球寒冷化によって引きおこされたと主張する本(安田喜憲氏の著書)をよんだ、わたしには違和感がのこった。

** 気象庁が最高の気温上昇と、本当か、あのデータは
日本の気象庁が今年の気温上昇は最高だたったと発表した。すこし、おどろいた。そこで、人工衛星で地球を全球観測したデータによる気温をみる。英国 Met Officeの最新のグラフをのぞいた(Met Office Hadley Centre observations datasets)。状況はかわってない。つまり、21世紀にはいり、気温上昇はとまってるか、下降気味だということ。これは、石井彰氏が著書でいってる(blog、15/8/5)。

** 日本も26%削減と
日本は26%の温暖化ガスの削減を公表してる。化石燃料の無駄遣いは反対である。しかし効率、経済性を無視されてはこまるなあ、という感じである。

** ここ10年で暖化、寒冷化の見極めがつきそう、もし寒冷化ならどうなる
ここ10年で温暖化、寒冷化の見極めがつきそうである。だったら、もし寒冷化ならどうなるか、考える。

1) 途上国は化石燃料を贅沢に消費した先進国をせめ、援助を要求してる。しかしその根拠が消滅する。とはいっても途上国援助は世界の安定と繁栄に今後も必要だろう。
2) 温暖化問題の背景に石油資源の枯渇がある。EUやドイツの過剰なまでの環境意識はこれによるとおもう。だが米国がシェールオイル輸出をきめる。世界経済の鈍化が石油価格を押しさげる。かぎられた石油をめぐって途上国、先進国があらそうような事態は当面ない。
3) これが一番おおきな問題のようにおもうが、肥大化した現代文明にたいする不安がある。飢えや寒さにふるえた人類が化石燃料の上にきづかれた文明で繁栄してる。これがこのままつづかない。どこかで破綻する。この不安感がある。これを市民運動家やマスコミが見のがすはずがない。だから温暖化をめぐる大騒ぎつづく。だが今度は寒冷化である。外に飛びだし乾布摩擦で体をきたえる。これでは大勢の共感はえられない。やはり、あたたかな文明に寄りそう。わたしの子どものころ、冬、手足の霜焼けや、あかぎれにくるしんだ。毎日、あたかい風呂にはいれる文明がますますありがたくなる。

* 結論は
寒冷化がすすむ。と、食料危機。この問題がかならず浮上する。温暖化の時におきた馬鹿騒ぎはやめて、じっくりと腰をすえて考えてもらいたい。

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