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また韓国がいう [慰安婦問題]


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* はじめに
韓国の朴槿恵大統領が、安倍総理に慰安婦問題について政治的決断をという記事をwebでよんだ。またかという気がした。慰安婦としょうされる人びとへの賠償問題は、1965年の日韓基本条約により解決ずみである。これを蒸しかえ すのに日本国政府は不快感をあらわしたという。これは11月の日本、韓国、中国の三国首脳会談からの余波というものだろう。事前、事後にいろいろな情報がとびかった。感想である。

* 感想
まず、会議の結果だが、決裂しなかっただけが成果だという。一応、解決への過程を加速させるという合意が公表されたが、日本側の上記の立場に変更はない。両国間の懸案が外交関係を阻害しないようにしようというだけのこと。まことに外交的意味に徹した、あるいはそれだけしかないものだと思う。ここで政府の見解をわたしの理解で説明する。

* 政府の考えを解説
1) 慰安婦を強制的に連行したとう事実はない。あるいはそれが事実という証拠はない。
2) その事実があるなしにかかわらず賠償問題は上記基本条約で解決ずみである。
3) 河野談話は、慰安婦という気の毒な女性(強制連行されたという事実をみとめるものでない)にたいする同情をあらわしたもの。上記2)を否定するものでない。さらに女性基金が設立され慰安婦としょうされる方への償い事業が実施された。これは民間の行為であり、同様に上記2)を否定するものでない。

* 賠償をやるように見えるところがある
たしかに賠償をやってるようにみえるところがある。
3) についてである。

a) 強制連行でないが慰安婦とは、おそらく売春婦とよばれる女性だろう。その人びとに同情を表明し、償いをおこなうとの意味。この人たちを問題にするのは不幸な女性への公平性にかける。何故、日本人も、さらにいえば過去だけでなく現在も存在する不幸な女性に同情がむけられないのか。公平でない。
b)女性基金は、わたしの記憶だが、はじめはお見舞いとしょしてた。しかし、賠償を示唆するような償いにかえた。また、事業の実施方法である。償い金を支払うその資金は民間寄付によった。事務所などの資本財は政府が提供した。これから、政府がまったく関係ないといえない。
c) 実際、わたしのみるところ、この事業は上記基本条約に反し違法な支出である。政府を被告として裁判を提起する。こんな動きはなかった。もしあれば、国民も、ひいては世界も関心をたかめたろう。さらに政府は違反しないと反論する。これで国民、ひいては世界に政府の考えを理解させる、よききっかけになったろう。しかし、なかった。

* 依然、韓国は主張をかえない、会談に成果はなかったか
政府が組織した研究会の報告、朝日新聞の訂正があったにもかかわらず、韓国は理解しようとしてないようだ。外交当局の高官、たしか次官が慰安婦問題は基本条約にふくまれないと不可解きわまりない発言をした。何の成果もなかったか。そうでもない。漏れきこえるところ安倍総理は在韓国の日本大使館前にたてられた慰安婦の像の撤去をもとめ、賠償問題について朴槿恵大統領に、できないことはできないと直言したときいてる。その結果、昼食会も開催されなかったと話題になったが。

この問題についてはわたしはblog(2041.9.6など)でのべた。くりかえしをおそれずのべるが、韓国側から不当な発言があった時に何故すぐ反論しないのか不思議だった。日韓友好議員連盟という団体が毎年のように訪韓してる。それにもかかわらず、この事実を韓国側に指摘した記憶はない。それが政府は何か不都合な真実を国民にかくしてる。だからあいまいな態度をしめす。一体何なのかと不安を感じてた。それが研究会の報告、朝日新聞の訂正で事情が明瞭となった。わたし自身も安心したし、事実でないという確信をえた。今回、政府の対応は外交的配慮にあふれてるが、当然の主張が垣間見えた。いろいろな怪情報がとびかったが、やや安堵した。さて結論である。

* 結論
Youtubeには韓国崩壊とか嫌韓などのタイトルがおどってる。慰安婦で韓国を非難する記事もあふれてる。でも、ピントがずれてないか。わたしにはそう思える。他人をかえようとするより、自分をかえるほうが簡単だ。この当然のことを指摘したい。韓国をかえようなど、大それたことをするのでなく、日本の政治家をかえることの方が実際的だ。いざとなれば選挙で、国民の意志をあきらかにできる。

反日と韓国がいう。これは事実に反する。日韓には密接な経済交流がある。技術をうる。製品をかう。当然、契約にもとづく。信頼関係もなくできるか。親日といえば、いいすぐだろう。しかし反日か。事実でない。お隣の国としてお付き合いすればよい。特別に友好を増進する必要もない。

必要な時に必要な事を適切な人があつまり相談する。それでよい。抽象的、一般的な友好で議員が訪韓する必要はない。もしゆくなら慰安婦や竹島の事実を指摘すべきだ。それが嫌なら訪問する必要はない。知らず知らずのうちに韓国に間違ったメッセージをおくることになる。

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