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ふんばる中国経済 [中・韓問題]

* はじめに
ひさしぶりに上海総合指数を見た。23日(金)は3412ポイント、この19日(月)の週は3400ポイントを上下してるが、3000を下まわることはなかった。こういのを底堅い動きといのかも。Webのサンケイ
記事が面白い。概略は次のとおりである。

* 蓋をしてるうちに、いきづまった
まず結論。中国経済は臭いものに蓋をしているうちにどうにもならなくなった。その経過である。

* まず過去をふりかえる、蓋が
1) 温州市不動産が2011年にバブル崩壊した。共産党政権は金利減免、緊急融資などで、蓋。
2) 上海銀行間取引金利が、2013年6月、9%の異常水準にに急騰。中国人民銀行が流動性供給し、蓋。
3) 中誠信託の理財商品が、2014年11月に償還できなくなった。これは投資先の山西振富能源集団の経営不振が原因だった。700人の信託委託者に危機がおよびそうになった。謎の投資家があらわれて同集団に巨額投資、蓋。
4) 上海超日太陽能科技(太陽光電池・パネルのメーカー)の社債が、2014年3月に資金不足で償還できない事態となった。社債が 債務不履行になり、同組織も倒産。蓋なし。

* 蓋をあきらめ、でも、あたらしい方向の蓋
5) 連鎖倒産をおそれ共産党政権が政策を転換。、株バブルの演出。これは株価をあげて企業の資金繰りを楽にする。そこで政府はキャンペーンをやった。するとこの6月に5000ポイントをこえた。特に株式を新規に公開するIPO市場は盛況をきわめた。これで親会社の資金繰りが楽になった。投資家ももうかる。いいことばかり。だが、実態とかけはなれた高騰は、この6月の暴落となった。共産党政権は、株の売却を停止、空売りに公安当局を動員。ところが、話しが人民元にかわる。
* 人民元にも蓋をしてた
6) 人民元の為替レートが維持できなくなった。かしこい投資家がこれを見ぬいてた。だから実勢レートは5%程度ひくく。実態にあわせるとの大義名分のもと中国人民銀行は、この8月に人民元を5%切り下げた。これが、かしこい投資家に中国経済は実態以上に悪化してるとの思惑をふくらませた。で、こう考えた。
7) 共産党政権は中国経済に財政や金融政策の支援をする。ところで為替レート高目の維持には通貨発行量を減少。これがデフレを促進。政権は早晩為替レートを引下げに、と判断。ところで今回の切り下げは公定レートが実勢レートを後追いすること。この前例をつくった。かしこい投資家はこうも考える。
8) たかい公定レートの時に人民元を売りあびせる。中国人民銀行はやむえず実勢レートにあわせるために、公定レートをさげる。そこでやすい人民元を買いもどす。これで大儲けできる。これをくりかえして、また大儲け。すると、どうなる。

* ついに人民元の大暴落か
9) 人民元が大暴落する。だろう。この悪魔のサイクルにおちたのが、かっての英国ポンド危機、アジア通貨危機。なおちなみに付記する。
10) 日銀はインフレ目標を2%と設定。そのために必要なら通貨を発行するという姿勢をあきらかにしてる。中国のような蓋をする、つまり為替相場の操作をやってない。日本の円安はまったく別物。

* 感想
ちょっとながかったが、論理はとおってる。特に、5) 以降の説明はわたしにとり新鮮だった。株式バブルの崩壊まではわかりやすかったが、為替レートの話しはむずかしかった。今後こちらを注視することになるのか。

* 結論
中国経済崩壊は、マスコミ、Youtubeの格好の話題である。悲観論はYoutube。大マスコミはそれほどでない。欧州中央銀行のドラギ総裁と日銀黒田総裁の見解がでてた。ややドラギ総裁が悲観論。だが、どちらもおちついたものだった。株売却は半年の禁止だったはず。6月の暴落から12月が節目かも。

。わたしは、ここの蓋について、これは中国なりの経済対策なのかと思った。来年のはじめにどうなるか見てみたい。


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