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地球寒冷化対策もぬかりなく [脱原発]

* はじめに
政府はこの23日に、地球温暖化の被害を最小化する国家戦略「適応計画」案を公表した。これは、温暖化による豪雨の被害をふせぐインフラの整備、高温につよい農作物の開発などをふくむもの。きたる11月末、パリで開催されるCOP21(第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議)に報告されるという。YoutubeでWWFという団体がこの会議についてアップロードしてた。その話しである。

* COP21は地球の運命をきめる
そこで主催者側の人物が説明にたつ。この年末で地球の運命がきまる。このパリ会議のことらしい。これまでの動きをふまえ、これからの方針を説明してくれる。

1) 1992年、条約が締結。そこで危険な気候変動をふせぐことが合意。
2) 1997年、京都議定書で2012年までに温暖化効果ガスの5%削減という目標を合意。
3) 2013年以降の期間につき2009年のコペンハーゲンで合意をめざした。だが失敗。各国の自主目標の設定にとどまった。
4) 2020年以降について、きたるパリ会議で国際合意を目指す。
従ってこれで地球の運命がきまる、ということらしい。

* いわゆる「温暖化詐欺」について
立場がかわれば、いうことがちがう。成程と思ったが、またYoutubeで地球温暖化詐欺という動画をみつけた。その内容である。これは、たしか2009年にBBCで制作されたようだ。

1) CO2が地球温暖化の原因という証拠はない。科学的明確さをおきざりにして、まるで宗教運動のようになってる。
2) 世界の科学者が同意しているというが、事実でない。ここには当初関与してたが、そこからはなれた人が登場し、自分の名前がのこることを拒否。だが先方が了承せず、訴訟も辞さないとまでいいって、やっと名前が削除されたという。
3) 冷戦が終了し行き場をうしなった社会運動家たちが環境問題に参集。これが運動家のみならず、研究費を必要とする研究者、政府の補助金を利用しエコ商品をうりたい企業、中央・地方政府をまきこんだ巨大ビジネスとなってる。
4) 開発途上国は国民生活の向上にともない、石油などの化石燃料の使用が増大せざるを得ない。削減目標は発展を阻害する。すでに発展をとげた先進国のつけを途上国におしつけるとの反発の原因となってる。

鮮明な主張で世論にうったえる欧米流のよさと、あざとさを感じる。すこし補足する。
1) よくでるIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は科学者の集まり。地球温暖化について科学的知見を提供するもので、COPとは別である。
2) 温暖化効果ガスにはCO2のみならず水蒸気、メタンなどがあるが、CO2が問題としてる。CO2の発生は結局、化石燃料の消費である。CO2を削減することは経済活動の制約に直結する。

* 結論
地球温暖化をICPPは科学的に追及しCOPはその対策を追及する。ところで「温暖化」といいならわしてるが、その名称からわかるようにICPPもCOPも気候変動を対象にしてる。21世紀にはいって、つまり2001年以降では、地球の平均気温はblogでのべたように、上昇をやめ、やや寒冷化の傾向がある。つまり地球寒冷化は無視できない問題となった。

1) ICPPは温暖化とともに寒冷化についても科学的知見をあつめるべき、
2) COPは温暖化対策とともに寒冷化対策を検討にいれるべき、
である。

コペルニクスの地動説もみとめられるに100年かかったそうだ。この問題に決着がつくのはまだ時間が必要だろう。寒冷化は農作物の生産性を間違いなく低下させ、食料危機をひきおこす危険な気候変動である。どうか手遅れにならないように対策を提案してほしい。

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