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地球温暖化、本当か [脱原発]

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* 1) はじめに
暑い日がつづく。こんな日には部屋の中でも熱中症になるらしい。とすると地球温暖化だと思ってしまう。無理もない。ところで前回のブログでお約束のとおりこのことについて、のべる。

* 2) 温暖化は本当か
前回(2015/7/23)のブログで紹介の著者、 石井彰氏がいう。近年は人工衛星から赤外線により地球の平均気温を測定できる。このデータが蓄積された。これによれば、それまで上昇していた気温が21世紀にはいって上昇をとめた。ここ10年間は一定かむしろ低下気味である。つまり10年以上地球温暖化はみとめられないという。これには補足説明が必要となる。

ヒートアイランド現象と区別する必要がある。都市化がすすむ。緑が減少する。このような環境では気温が上昇する。東京の気温は気象庁がある大手町の気温である。ちかくには緑ゆたかな皇居、それに付設された北の丸公園がある。ここの気温は、2から3度ひくい。しかし東京の気温は都市化のすすんだ大手町の気温である。ところが人工衛星が測定した気温は海、陸、都市、田舎をくぎり、そこを平均したもの。これを全地球の表面に適用。つまりヒートアイランド現象の影響がうすめられたものである。こちらこそ地球の気温である。

* 3) CO2濃度と相関しないらしい
ところでCO2の大気中濃度である。これは着実に上昇してる。だが、上述のとおりここ10年ほどは気温が上昇してない。CO2が温暖化の原因とする考えがただしいのか、という疑問がうまれる。もっとも10年程度の短期間で結論をだすのは時期尚早ともいえる。1997年に宇宙物理学者のスべンスマルクが発表した考えがある。

* 4) 地球温暖化は銀河宇宙線の影響という新理論
太陽系には太陽系以外から宇宙線(銀河宇宙線というらしい)がやってくる。これが地球にやってくる量は太陽磁気活動と相関する。活発なら磁気にはねかえされ、ほとんど到達しない。よわければ到達する量がおおくなる。これが地球大気の雲の生成に影響する。この影響により温暖化あるいは寒冷化がすすむというもの。そのメカニズムである。

銀河宇宙線は大気を構成する窒素や酸素の分子と衝突する。するとその電子をはじきとばしてイオン化させる。この分子を核として周囲の水蒸気が凝縮しはじめる。それが雲を形成する。この多寡が寒冷化、温暖化をもたらす。岩石表面から過去の銀河宇宙線の多寡をしることができる。これと長期的気温の変化をみると統計的に完璧に一致した。20世紀にはいって銀河宇宙線と気温の相関も非常にたかい。2000年以降は太陽磁気の活動の傾向から寒冷化の可能性がたかい。筆者はこの理論の正しさは将来、実証されると信じてるようだ。さらに傍証も紹介してる。惑星科学者、天文学者がいう。海王星や木星の大気にもおなじ現象がある。地球と同期して温暖化、その停止があることがわかったという。ここからお約束のスキャンダラスな話しである。

* 5) スキャンダルめく話し
筆者はいう。CO2による地球温暖化説はスーパーコンピュータによる地球大気のシミュレーションを専門とする気象学者の間で通説化、いや絶対化してる。彼らが主体となって国連が主導する気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がそのような結論をだしている。これが各国政府にCO2削減義務がかされた根拠となってる。筆者はこれについて当初から懐疑的意見があり、近年本来なら賛同してもよさそうな原子力分野の専門家にも懐疑がひろがってることをのべる。ここからが話しの肝である。

地球温暖化がクローズアップされたのは1992年のリオデジャネイロの地球環境会議であった。その6年前にはチェルノブイリの原発事故、さらにその前にはスリーマイル島の原発事故があった。これにより原発業界は壊滅的影響をうけた。ここに疑いの目がむけられる。特に米国の原発業界がCO2を原因とする理論を提唱する専門家の議論をみのがさなかった。こうして会議が開催された。両者の関係を示唆する情報が多数あったという。原発は発電時にCO2を発生させない。瀕死の状態にあった原発をよみがえらす考えとびっついたとしても無理はない。筆者の立場は公平である。正当な働きかけはある。この動きは倫理的には何ら非難すべきものでない。政治的謀略とみなさないという。しかし、環境問題、人類の未来を左右するような問題が、政治的思惑もあり地球温暖化問題にかたよったと批判してる。

* 6) 感想
わたしの感想である。CO2説は原発復活の動きというより再生可能エネルギーにむかったようだ。当初の思惑は失敗におわったものかもしれない。IPCCの議論については、削減量を各国に割り当て、それを各国間で取引できるといった仕組みができた。政治的動きがめだった。学術的議論の検証が充分でないとの不満があることもきこえてきた。日本は伝統的にエコである。欧米のような贅沢なエネルギー消費はやってない。省エネにてっした工場の稼動など、その技術は世界最高の水準である。十把ひとからげに論じられてるのではないか。そもそもCO2発生量をどの程度検証してるのか。適当にサンプルをとり、そこからデータ、それも欧米中心のものをもとに推定してるのでないか。などと感じていた。なので、筆者の指摘はまことに同感である。

* 7) 結論
結論である。CO2濃度の上昇は確認されてる。これは海の酸性化にわるいそうである。化石燃料においても技術革新により発生量を減少させることが可能という。地球温暖化問題とは別に長期的に、あるいはおおくのエネルギーの種類を最適に利用するとの考えで対処すべきだろう。人類が発生させるCO2がわたしたちの生活にどう影響するか、ゆっくりと見てみたい。

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