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STAP騒動のおわり [STAP騒動]

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* 1) 記者会見、STAP細胞に最後の審判がくだる
** 1) STAP細胞は存在しない、再現実験を終了

昨年末、12月19日、理研が記者会見をひらいた。そこでSTAP細胞の再現実験をおこなっていたが、STAP細胞は再現できなかった。これ以上の継続は無意味として終了すると発表した。その際、小保方さんに、あらたに二件の捏造があったとした。また小保方さんが退職願を提出しこれを受理した。同年12月21日づけで退職するとも発表した。

** 2) 研究不正の処分がおこなわれる

理研が認定した研究不正は前回の2件をくわえて合計で4件となる。前回は不服申立てをしたが、今回は不服申立てがなく、この処分は確定したことが今年になってわかった。研究不正の規定にもとづき処分がおこなわれる。小保方さんも参加した再現実験のため一時中断されてた手続きをすすめるという。しかし既に退職してるため、実質的には無処分におわるそうだ。

* 2) 感想、釈然としない

とにかく釈然としない。何か当事者や科学者の間では納得できてるのかもしれないが、わたしのような素人で、一般人には何とも釈然としない結果である。これは国民の税金をつかっておこなわれた研究活動に関連するものである。一般人にも意見をいう権利はある。記者会見の記事をふまえていう。

** 1) STAP細胞はないといえるのか
*** 1) 相沢さんの発言がよくわからない

再現実験をこれ以上すすめる意味がない。終了するということである。よくわからない。不満の記者団に相沢慎一氏は個人的見解なら(もっとわかりよく)いえるが、今はその場でないといった。でも記者がこうきいたのは、一般人がききたいという気持をふまえてのことだ。長々と個人的見解を披露する場ではないが、このようなあいまいな見解ですましていいのか。

*** 2) わたしが解説してみる

わたしが この騒動が発生してから、すぐこのような結末がくるかもという記事をしっていた。すなわち、100%、STAP細胞がないなどということは神ならぬ人間がいえることでない。たとえ話だが、確率で99.999%はない。しかし、0.001%はある、ということだ。もうすこし科学者の世界をのぞいていう。実験で結果がでた。それがいつでも再現できるものでない。何らかの条件がちがうために再現できない。この条件が特殊だったり、不明だったりして、その人には二度と再現できない。しかし実験はけっして間違いではない、ということがあるそうだ。科学とは、そんなあやうい岐路を通過して進歩してゆくという。そんなものかも。光より速い現象(、あるいは粒子)がみつかったという報道があった。どうやら間違いだったらしい。立ち消えとなったようだ。常温核融合、常温超伝導という現象も一時さわがれた。同様のことだろう。この3件について、「ある」という論文がでたが、「完全否定」する論文はでてない。

*** 3) こうなりそうとは、去年の早くにわかってた

たしか新聞の科学部担当の記事だった。iPS細胞の山中さんの例をひきこの有無を確かにするには1年くらいかかる。iPS細胞の場合再現実験を取りあげた論文がでて学会がみとめる定説となった、といった。あたってる。相沢さんもこれくらいのことを、もっと簡明にいってほしかった。

** 2) 小保方さんが、あるあるといってた細胞は何だったのか
*** 1) 相沢さんが、もうすこし率直ならば

相沢さんは、それにまともに答えておられない、ようだ。200回成功したというのは、緑色蛍光を発する現象で、自分たちの実験でも40回以上おきた。これはどうやら万能性をしめう証拠というより、それにとりかかる入口にいたったとい印しらしい。このあたりは一般人にはむづかしい。しかし科学コミュニケータの詫摩雅子氏がすでに解説しておられる。それには3つの条件がある。1) 培養皿で増殖すること、2) キメラマウスができること、3) 個体のマウスがつくること、である。ここでこん緑色蛍光についても言及されてるが、万能性の証拠とはしていない。(2014/5/8のブログの記事を参照)

*** 2) わたしが読みとる裏の事情

万能性を示す細胞についてである。ES細胞というものがある。iPS細胞とならんで多能性(万能性ではないらしい)をもつものとして認められているものだ。この由来の細胞だと前述の記者会見で断言してる。では、どうしてそんなことがおきたのか。わからない。故意か、偶然か。さらに誰の関与によるものか(直接の言及はないが、小保方さんか、現山梨大学教授、かっての指導者だった若山さん、かもしれない)、わからない。奥歯にもののはさまったようで、釈然としない。これには補足が必要だ。

理研は第一回目の不正認定をした頃から小保方さんがマウスをすりかえて、若山さんにわたしたという不正をにおわせていた。そしてDNAの解析の結果、マウスのすりかえがあったという主張が若山さんからあった。理研もそれに同意した。わたしは本当にびっくりした。こんな見えすいた細工を小保方さんがするものか。あったとしたら、これは大変な物証である。完全に研究者としての生命を断ちきるものだ。小保方さんは即日反論明快に否定し、さらに後日、両者はこの主張を撤回した。そんな可能性がある、という程度の根拠だったらしい。横道にそれたが、要するに、あれは何だったかについて、わかない、といことだ。2、3000万円をかけて再現実験をしたはずだ。その結論としては、非常にものたりない。

* 3) 結論、一般人にわかるように、やってくれ

さて結論である。数千万円もかけ、一人の人命をうしなうという悲惨な犠牲もあったこの騒動が、こんな結論でおわるのは、まったく釈然としない。当事者や科学者の間では、あるいはそれなりの理解があるのかもしれないが、一般人にはまったく、わからない。

だからお願いする。小保方さんは、このままだたと研究者生命をうしなう。本当にそれでよいのか。一般人のわたしも実に気持がわるい。今からでも可能と思うので、ぜひ裁判で研究不正の有無をあらそってほしい。小保方さんは、たしか八ケ月の騒動で身も心もぼろぼろとなったという。気の毒な気もするが、研究者として生きてゆくなら、そんな弱気では駄目だ。すこし休んでから、ぜひ研究者生命をかけて、たたかってほしい。理研だって、いいたいことが山ほどあるはずだ。それが国民の前にされされる。それが将来の教訓として生きると思う。


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