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野次の品性 [ネット]

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10月7日の参議院予算委員会で山谷えり子国家公安委員長の質問中に野党議員席から「懇(ねんご)ろだっただろ」とやじがとんだ。紛糾し一時審議が中断した。このやじについて安倍総理が「聞くにたえない侮辱的で下品な発言」と強く批判した。文脈から同議員が政治活動において、相手の男性と性的な関係があったと匂わせる、セクハラ発言とみとめられるものだった。

翌日、野田国義民主党議員が、「女性の品位を傷つけたと受け取られかねない不規則発言をしたのは自身だ」とみとめ、さらに「親しいのではないかというのを『懇ろ』と表現した。誤解を与えたことは反省しないといけない」という。

野田氏は日本大学法学部を卒業、1993年全国最年少、福岡県八女市長に当選、4期をつとめた。2013年の選挙で民主党公認で当選した。わたしの感想である。

翌日、名のりでたことは、都議会の議員と好対照である(6月24日ブログ、セクハラの野次)。評価できる。この文脈で「懇ろ」を「親しい」という意味につかわない。あるいは九州地方の方言か。やはり下品というほかない。政治家は政治の手腕や業績をもって評価すべきで、失点だけで評価すべきでない。ところが国民にとっては、それがむづかしい。閣僚となり、新聞、テレビに登場する。国会の予算委員会で質問、答弁する。そんな機会でもなければ、実力の判定はむづかしい。その人柄すらわからないだろう。野田氏はまだ一年生議員だ。出番はまわってこない。で、結論である。

野田氏の評価は時期尚早だろう。しかし、この人が国会議員にふさわしい品性をもった人なのか一抹の不安がある。やじ問題を考えると地方議員にも同様に不安がある。もう現実を考え「やじ厳禁」としたらどうか。高性能、方向性の強い集音マイクを複数設置する。これで充分監視できるだろう。これでやじをとばすような議員は願いさげだ。もし、やじがなくなって、政策論議がすこしも面白くないとなれば、議員の資質の問題が浮き彫りとなる。まともに政策を論じられない議員がいるということだ。すこし横道にそれるが、こんな人が議員になってはいけないという人もいた。とりあえず、任にたえない人物を排除する。この工夫をもっと真剣に取りくんだほうがよい。

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