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セクハラの野次 [ネット]

18日、塩村文夏都議会議員が一般質問の時に「早く結婚したほうがよい」、「(子どもが)うめないのか」などのセクハラとみられる野次がとんだ。このため塩村議員が懲戒請求を議長にだしたが、相手方を特定してないので受理されなかった。塩村議員はこれでもあきらめずに、なお戦う姿勢をしめした。記者の質問にこたえて、「早く結婚したほうがよい」は大声だったので、ほぼ特定できる。その他は(声の方向から)会派はわかるが人物まではむづかしいといってたそうだ。

23日、自民党の鈴木章浩議員が名のりでて塩村議員に謝罪した。同議員は当初記者の質問にたいして否定してた。自民党議員団も特定には消極的だった。どうして名のりでたのか。

1) 自民党の国会議員、石破茂幹事長は名のりでるよう、よびかけた。
2) 声紋鑑定で特定されるとの情報がながれた。
3) 23日にネット記事で、声の方向と座席表から、複数議員があやしいと指摘した記事があった。当然、そのような絞りこみにもとづいて取材があった。その時、動揺してたとの記事もあった。
4) 1000件もの抗議が議会によせられた。などあったが決め手は、
5) どうやら今回もネットの動向だったと思う。辛辣な意見が多数登場してた。その影響が議員にはねかえった。ホームページで無罪だと釈明する事態が発生した。

わたしの感想である。

ネットの匿名の意見は、特異なもの、思惑をかくしたものがある。しかし今回もふくめ、総じて健全な方向にあると感じる。要するに自ら名のりでて謝罪せよというものだった。すこし時間がかかったがこの件はこれでよい。まだ残りがある。それはどうなるかである。本件の核心にある野次の話しをする。

教室の生徒をしかる教師のように野次を否定する意見はとらない。何のための野次かを考えてほしい。活発な議論がおこなわれ、それに生彩をあたえるような野次は否定しない。勿論セクハラはそこにふくまれない。民主主義先進国の英国議会ではこんな考えのようだ。だから野次歓迎というところかもしれぬ。ではこの国の議会はどうか。活発な議論というより、議会は提案された議案に賛成するか反対するかだけ。議会の政策立案能力不足はよく指摘される。議会の議論に注目があつまったので思いだした。猪瀬前都知事の5000万円カバン質問は、御本人にはわるいが面白かった。で、結論である。

思いきって野次を厳禁する。するといかに面白くない議事がつづくか。思い切り味わってみてはどうか。そこから活発な議論への気運がたかまることを望む。


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