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ネットの鬼女 [ネット]

また、ネットのあたらしい風をかんじた。鬼女という言葉である。前回のblogで「ネットのぐぅ正論」をしらべてる時にみつけた。

2013年10月に、札幌にある衣料販売のチェーン店、しまむらで店員に土下座を強要し、それをツィッターにのせた女性がいる。警察に逮捕された。逮捕にいたった理由について、大学教授で弁護士の人が「ネットで事が大きくなり、警察としても、立件せざるを得なかった」と分析、さらに「強要罪、威力業務妨害罪など、いずれも微罪といえる。土下座強要の問題では、義憤に燃えたネットユーザーによる犯人捜しが始まり、行きすぎた追及があった。処罰によって、国民の応報感情を抑え、事態を沈静化する狙いもあった」との見解であった。

この行きすぎた追及だが、これは掲示板サイト・2ちゃんねる上にある既婚女性板の住人、通称「鬼女」(既婚女性から「既女」、さらに「鬼女」らしい)という。結婚して子供もいて、ある程度の社会常識もわきまえている。2000年代初めのころから、鬼女は不倫告白をしたOLのブログや、犯罪自慢をする非常識な人物の書き込みを見つけては、さらし者にしてきた、という。この女性について、実名、住所、顔写真をネット上に暴露した。さらに、過去のツィッター、その写真などから徹底的に調査をおこなう。写真の一部を手掛かりに場所を特定するなど、すさまじい能力があると、おそれられてるそうだ。真偽はさだかでないが、あの大津のいじめ自殺問題で転校していった首謀者の実名、学校を探知したという。その正義感をみとめるものの、いきすぎを危惧する声がある。さて、どう考えるか。

この国の警察はおおくの人びとの正義感にもとづくべきである。無視して警察行政はあり得ない。いきすぎを危惧するというが、逮捕したのだから犯罪である。2000年ころから、このような動きがあったというのだから、警察は放置してたことになる。騒ぎがおおおきくなったから逮捕したとは、奇怪な理由である。

1) 放置していた警察と義憤をつのらせて過酷な追求をした鬼女のどちらも批判すべきところがある。
2) 男にくらべて非力な女性が微罪とはいえ、犯罪に敏感なのは当然である。この面からも理解する必要がある。
3) 他方、警察にも言い分があるだろう。すべての犯罪を取りしまることは、事実上不可能である。

おおくの人びとの正義感をわすれないでほしい。土下座を強要した女性は自己の犯罪を世の中に誇示した。すべては無理でも、これまで放置すべきではない。微罪といえども犯罪が横行する事態に不安をつのらせる女性がいることをわすれるべきでない。ここからは、提案である。このような女性の能力を警察の取締りに活用することを考えたらどうか。米国では市民による逮捕をみとめてるそうだ。逮捕権限は無理だとしても捜査に活用することはできないか。近年、地域社会のつながりがうすれ、市民から情報提供がないとなげいていたではないか。あたらしい方法で情報入手することも必要だろう。馬鹿にしないで真剣に考えてほしい。で、結論めいたことをいう。

この国でネットの存在がますます、おおきくなっている。かっての地域社会がになっていた機能をネットが代替することもおきる。旧来の目にとらわれず、ネットのあたらしい風をかんじてほしい。

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